車のエンタメ [2024.06.28 UP]
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
「昔はこんな装備があったよね」「これ一体何に使うモノ?」いわゆる販売店用オプションの、ちょっとレトロで懐かしさが詰まったカタログに注目し、当時のクルマたちを振り返ってみようという、なかなかにマニアックな当コーナー。今回は、トヨタ・スプリンターにスポットを当ててみたい。●文:澤田真弘
「スプリンター」らしからぬ個性的なアクセサリーを発見
80系のカローラ/スプリンターは、面白いことにセダンと5ドアハッチバックはFFモデルに移行、3ドアハッチバックと2ドアクーペはFRモデルというラインナップだった。
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なかでもFRのカローラレビンやスプリンタートレノは、アニメ「イニシャルD」での大活躍もあって、“ハチロク”の愛称で有名なモデルだ。
そんな80系のオプションカタログに目を移すと、今回紹介するカタログは昭和60年5月のカタログで、マイナーチェンジをした際に発行されたもの。
「おもわずジェラシー誘ってしまう、私だけのスプリンター。」のキャッチコピーから始まるアクセサリー群は、なかなかの個性派揃いである。
まず目を惹くのは「サーフボードラック」。「スキーラック」はともかく、ベーシックなスプリンターにこれが用意されているところに、時代を感じてしまう。
さらに当時流行っていた「パーソナル無線」が3機種も掲載され、さらにモノクロ4インチの「ポータブルテレビ」がラインナップされていることも面白い。
いまの感覚では、これクルマの純正アクサリーとしてどうなの? であるが、当時として一定の需要があったようで、カタログのいい場所を占めている。
アクセサリーの花形といえるカーオーディオも興味深い。
カセット全盛期の時代らしく、エントリーモデルから高級オーディオ顔負けのシステムタイプまで、数多くの製品がラインナップ。
もはや絶滅危惧種の1DINユニットや、有名メーカーがプロデュースした製品など、なかなかバラエティに富んでいる。
そして、当時の必須アクセサリーだったシートカバーには、わざわざ「高級」と謳うシートカバーを用意。
カジュアルスポーツとカジュアルレディスなど複数を設定。どれも現存していたら相当高値になりそうなレアなアクセサリーだろう。
80系カローラ/スプリンターは、レビン/トレノの強烈な印象もあって、スポーティなアクセサリーが中心とも思っていたが、駆け抜けた“バブル”の時代にふさわしい、個性的かつ贅沢すぎるアクセサリーが多かったのだ。
TOYOTA スプリンター オプションカタログ
サーフボードを中央に固定できるルーフラック。ビーム部分はゴム素材のため、サーフボードを痛めることなく固定できる仕様。アタッチメントを交換すればスキーラックに早変わりするようだ。
「サウンド交差点」と名付けられたコーナーには、スプリンターのDINスペースに収まる専用アクセサリーがズラリ。注目は下段のパーソナル無線。市街地で4~6km、郊外で10km以上で交信可能という、本格的な無線機が用意されている。
汚れ防止というよりも、キャビンの雰囲気を変えてくれるファッション目的で選ばれるケースが多かったようで、デザインや色柄が異なる複数の製品を選択できた。トレノのセミバケットシートに対応するカジュアルスポーツには「TRUENO」の文字が燦然と輝いている。
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