ベルギー工場再編へ 「操業停止」も視野
ドイツの自動車メーカーであるアウディは、ベルギー・ブリュッセルにある工場の閉鎖を検討している。これに伴い、電動SUVのQ8 eトロンの生産を早期に終了する可能性がある。
【画像】大型SUVの高級フラッグシップモデル【アウディQ8 eトロンを写真でじっくり見る】 全22枚
Q8 eトロンは、アウディ初の量産EVとして2018年に生産が開始された。2022年の大幅改良で現在の名称に変更され(当初はeトロンと呼ばれていた)、新しいスタイリングと大型バッテリーを獲得した。
アウディの電動SUVラインナップのフラッグシップモデルとして、2020年代半ば頃まで生産が続くと予想されていた。
しかし現在、アウディは「高級EVセグメントにおける世界的な受注減」を理由に、Q8 eトロンを生産するブリュッセル工場の再編計画を打ち出している。
ベルギーの法律では、工場再編にあたって労働者評議会や「責任ある社会的パートナー」と協議し、生産終了に代わる選択肢について話し合うことが定められているが、アウディは「操業停止」もあり得るとしている。
Q8 eトロンの需要減少は「新世代のPPEプラットフォームをベースとするQ6 eトロンなど新型車の急増」が一因とされている。また需要減少は「(高級)セグメント特有のもの」であり、他のEVへの影響はないという。
同クラスの内燃エンジンを搭載するQ8はスロバキア・ブラチスラバ工場で生産されており、今回の発表の影響は受けない。
アウディは販売台数を明らかにしていないが、ブリュッセル工場におけるQ8 eトロンおよびQ8スポーツバックeトロンの2023年の生産台数は5万3555台。これはドイツ・ツヴィッカウで生産された小型のQ4 eトロンの約半分にあたる。
アウディによると、ブリュッセル工場は「長年にわたる構造的課題」にも直面しているという。市の中心部に近いという立地条件から建て直しは難しく、郊外工場に比べて配送や出荷にかかる物流コストが大きい。
そのためアウディは人員削減の可能性も認めているが、協議の過程で「従業員のための解決策を話し合う」と約束している。
アウディ・ブリュッセルのフォルカー・ゲルマンCEOは次のように述べた。
「この意向の発表は、決定事項ではありません。とはいえ、このニュースはブリュッセルの従業員もわたしも、非常に重く受け止めています。今後のプロセスでは、透明で建設的な対話が重要です。わたし達はあらゆる観点を考慮に入れます」
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