Aston Martin V12 Speedster
アストンマーティン V12 スピードスター
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窓も屋根もない大胆なピュアスポーツ
アストンマーティンは、2021年4月28日に「V12 スピードスター」の続報を明らかにした。88台のみの販売を予定しているオープン2シーターモデルは、伝説のマシン「DBR1」の現代版解釈ともいえるストイックなピュアスポーツマシンを標榜したもの。
ルーフはもとより、フロントウインドウもサイドウインドウももたないスパルタンな1台で、ドライバーとパッセンジャーの居住空間も“梁”で分離した大胆なスタイルを採る。車両本体価格には76万5000ポンド(約1億1400万円)というプライスタグを掲げており、コレクターズアイテムとしても高い注目を集めている。
美しきチャンピオン「DBR1」の現代的解釈
1959年にル・マンとニュルブルクリンク1000kmで勝利した「DBR1」と、同社創立100周年の2013年に登場したコンセプトカー「CC100 スピードスター コンセプト」に着想を得たV12 スピードスターは、ミッドセクションに1953年の傑作「DB3S」の趣も備えており、いわゆる往年レーサーの現代的解釈が具現したカタチといえる。
ル・マンと世界スポーツカー選手権の両方を同じ年に制したマシンは1950年代を通してたった3台であり、DBR1はそのうちの1台。スポーツカーとしての性能はもちろんのこと、アストンマーティンの信条としてエレガントなデザインを兼ね備えていたのもDBR1の特徴である。才能あふれるデザイナー、フランク・フィーリーとチーフ・レーシング・デザイナーのテッド・カッティングの手により、史上最も美しく優雅なレースカーは生み出された。
伝統のレーシング グリーンでペイント
今回アストンマーティンは、V12 スピードスターのオプションとして、その原点にオマージュを捧げる「DBR1 スペシフィケーション」パッケージを用意することを明らかにした。
象徴的なレーシング・グリーンのボディカラーをはじめ、ホワイトのラウンデル(丸いゼッケン様のデカール)、サテンシルバー仕上げのグリル、琥珀色したサドルレザーのアクセント、ビリジアン・グリーンのファブリック/ケイスネスレザーのコンビネーショントリムなどをセットにしたメニューであり、まさしく「21世紀のDBR1」といえるムードを演出する。
700psのV12ツインターボを搭載
V12 スピードスターはプラットフォームにDBS スーパーレッジェーラやヴァンテージのコンポーネンツを使いながら、アストンマーティン最新の接着アルミニウム構造を採用。ビスポークされたボディのほとんどはカーボンファイバー製だという。フロントにミッドマウントするのは、お馴染みの5.2リッターV12ツインターボ。最高出力700ps/最大トルク753Nmを発揮する心臓部に組み合わせるのは、ZF製の8速ATだ。もちろんユニットを後軸側に搭載するトランスアクスルレイアウトを採る。0-100km/h加速は3.5秒、最高速度は約318km/hに達する。
足元にはフロントにダブルウィッシュボーン、リヤにマルチリンクサスペンションを採用し、コイルスプリングと減衰力を「スポーツ」「スポーツ+」「トラック」に切り替えできるアダプティブ ダンピングシステムを組み合わせる。リヤ・リミテッド・ディファレンシャルも全車に装備。標準装備の21インチ鍛造アルミホイールはセンターロックタイプとなる。また、全車にカーボンセラミック・ブレーキを採用。前が410mm、後ろが360mm径という大径ディスクを組み合わせている。
V12 スピードスターの注文は現在受付中。ゲイドン本社で1台ずつハンドビルドされており、2021年半ばのデリバリー開始を予定している。
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