2001年にF1デビューを果たし、40歳となった現在もアルピーヌのドライバーとしてF1に参戦しているフェルナンド・アロンソ。元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、そのアロンソが今でも世界チャンピオンを争える力を持っていると考えている。
アロンソは2018年に一度F1の世界から身を退いたが、2021年からF1へ復帰。キミ・ライコネンが現役を退いた今、グリッドで最年長のドライバーとなっている。
■メルセデスF1のテスト不調、もしかして“はったり”ではない? これまでとは少し様子が違う理由
復帰年となった昨シーズン、アロンソは終盤戦のカタールGPで3位表彰台を獲得。またハンガリーGPでは猛烈な追い上げを見せるルイス・ハミルトン(メルセデス)を10周にわたってブロックし続け、チームメイトのエステバン・オコンの初優勝を後押しした。
ブランドルは現在のF1が、アロンソやセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)のような”年長”ドライバーにチャンスを与えるという点で、自身がレースをしていた時代とは非常に異なっていると考えている。そして、アロンソは今でも適切なマシンがあれば世界チャンピオンになれるだけの力を持っていると語った。
「フェルナンドがメルセデスに乗っていれば、彼は世界チャンピオンになるポテンシャルがあると思う」
ブランドルはそう語る。
「彼のドライビングからそう言っているんだ。昔からのアグレッシブさは今も衰えていないように思える。そして精神的にも肉体的にも良い状態にあり、そこに年齢の壁は存在しない」
「今のマシンは肉体的な負荷が絶大というわけではない。パワーステアリングやらで、以前ほど力は必要じゃないんだ」
「しかも、我々の世代とは違って、全ての力を使い果たしてしまうというわけでもないからね。我々は、走り終えるとぐったりしていた。でも、彼らはレースを終えても元気だ」
「そして、彼ら(年長のドライバーは)経験が豊富だ。特にレギュレーションに大きな変更もあった。だから私としてはフェルナンドは今もグリッド上でベストなドライバーのひとりだと思っている」
まだF1王者になれると評価されたアロンソだが、彼は“メルセデスでのみ“可能という条件については、ブランドルとは意見を異にしている。
「いや、僕はアルピーヌに乗ることを望んでいるから、それには意見が合わないね」
ブランドルのコメントについて訊かれたアロンソは、そう答えた。
「今年から始まった新しいレギュレーションで、もしかしたらチャンスがあるかもしれないと思っている。短期的・中期的なプログラムで、アルピーヌはチャンピオンシップを争えるはずだ」
「それが僕らが前向きな理由だし、懸命に取り組んでいる理由だ。予算には上限がつき、F1は他の点でも踏み込んできている。みんなに可能性があると思うし、アルピーヌやルノーグループはそのためにここにいるんだ」
またブランドルは、アロンソやベッテルのような経験豊富なドライバーが今も活躍していることで、F1のグリッドがより良いものになっているという考えも示している。
「F1のグリッドは、フェルナンドやセブのような世界クラスドライバーから恩恵を受けていると思う。若手ドライバーは彼らを目指して進んでいるんだ」
「こうした状況は、世代の移行に最適だ。キミはベストを尽くしていたし、引退をさらに引き伸ばすことはできなかったんだと思う。そして、適切な判断だった」
「どんなスポーツであれ、若いチャレンジャーが現れるのは同じだろう。しかしフェルナンドやセブのような世界チャンピオン経験者というバロメーターが必要なんだ」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?