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中古電気自動車の購入者、同等の内燃エンジン車より平均で約48.8万円節約できる可能性が!?

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中古電気自動車の購入者、同等の内燃エンジン車より平均で約48.8万円節約できる可能性が!?

「CarGurus」がEVと内燃機関車オプションの同等の中古車モデルの平均価格を分析。3-4年落ちEVは同じ年式の内燃エンジンモデルよりお得

ある調査によると、中古の内燃エンジンモデルは、同じメーカーの同等の電気モデルよりも平均2,560ポンド(約48万8千円)高く、その差は10%である――。中古車の売買を行う英国の大手自動車マーケットプレイス「CarGurus」は、過去4年分のモデルから同等の燃料モデルを提供する電気自動車(EV)の平均価格を分析し、どちらの選択肢が最もお得かを決定した。

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この調査では、英国のトップメーカー30社の中古車リストを調査し、単体の電気自動車と同等の燃料モデルを提供しているメーカーを比較した。この条件に最も適合する中古車リストが豊富なブランドは、シュコダ、マツダ、VW、ジャガー、ルノーであった。

CarGurusが分析したモデルのうち、内燃エンジン(ICE)代替モデルに対して最もお得なEVは、2021年モデルの「マツダMX-30」で、ICE代替モデルの「CX-30」よりも28%安く購入できる[2024年末時点の平均価格は12,180ポンド(約232万円)対16,960ポンド(約323万円)]。

2021年の世代に加えて、2024年のマツダMX-30もCX-30より平均24%安かった[19,580ポンド(約373万円)対25,743ポンド(約491万円)]。EVの割引を提供している自動車メーカーはマツダだけではなかった。2021年モデルのジャガー「I-Pace」は同年モデルの「F-Pace」より22%安く[25,629ポンド(約489万円)対33,012ポンド(約629万円)]、2022年モデルのシュコダEnyaqの価格は2022年モデルのシュコダKodiaqより19%安かった[23,056ポンド(約440万円)対28,307ポンド(約540万円)]。

同様に、2021年モデルのルノー・ゾエはクリオより16%安く、2021年モデルのフォルクスワーゲンのID.3とID.4は、2021年モデルのゴルフとティグアンより平均14%と8%安かった。この調査では、最もお買い得な中古車を探している顧客は、3-4年落ちのEVを選ぶべきであり、これは同等のICEモデルに対するコストパフォーマンスの点でスイートスポットであることを示唆している。

さらに、CarGurusは、プラットフォームに掲載されているモデルの典型的な走行距離を調査し、平均して、EVは同等のICEモデルよりも18%少ない走行距離(3,252マイル、約5,230kmに相当)であり、その魅力をさらに高めていることを発見した。最も格差があったのは、電気自動車の「フォルクスワーゲンID.3」と内燃機関の「ゴルフ」の間で、2024年モデルの平均走行距離は44%少なかった[2,860マイル(約4,600km)対5,151マイル(約8,290km)]。

さらに、2024年型マツダMX-30の平均走行距離(1,794マイル。約2,890km)は、内燃エンジンCX-30(2,921マイル。約4,700km)より39%低く、2023年型シュコダ・エニアックの平均走行距離は9,219マイル(約14,900km)で、同年型コディアックの12,794マイル(約20,600km)とは28%の差があった。

CarGurus U.K.のエディトリアル・ディレクターであるクリス・ナップマン氏は「電気自動車がガソリン車やディーゼル車の同等車よりも大幅に高いという時代は終わりました。2024ii年からの中古車販売に関するSMMTのデータでは、2023年比で57.4%増と、これまで以上に多くのEV中古車が販売されたことが明らかになっています。我々の調査では『シュコダ・エニアック』やジャガーI-Paceといった長距離モデルを含む、いくつかの中古EVが現在いかにお買い得であるかを示しています。いま現在、電気自動車の所有がすべての人に当てはまるわけではないことは周知の事実ですが。」

しかし多くの自動車ユーザーにとって電気自動車が素晴らしい選択肢になり得ることも同様に事実で、同等のガソリン車やディーゼル車よりも数千ドルも節約できる可能性があり、ランニングコストも抑えられるんです。さらに、現在非常に魅力的なのは価格設定だけではありません。航続距離が100マイル(約161km)未満に制限されていた初期のEVに比べ、新しいモデルは航続距離の延長、充電の高速化、性能の強化により劇的に向上しています」と、コメントしている。

文:LE VOLANT CARSMEET WEB LE VOLANT web編集部
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みんなのコメント

36件
  • モネパ
    単純にBEVは値落ちが激しいという事で、相対的に安いという理由だけでBEVを買うと次に売る際にもっともっと安くなっていて「安物買いの銭失い」になるよねというお話です。中古車売買の会社にとってはBEVは不良債権以外の何物でも無くて、とにかく早くさばきたいのでこんな記事を書いてもらっているのでしょうね。
  • NAS********
    肝心のバッテリーの劣化具合は所有して使ってみないとわからないからなー
    そんなギャンブルに興じる暇も金も無いな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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