サウジアラビアで開催されている2024年のダカールラリー。1月17日に行なわれたアルーラの371kmのステージ10では、トヨタカスタマーであるオーバードライブ所属のゲラン・シシェリが優勝した。
総合順位ではBAHRAIN RAID XTREMEのセバスチャン・ローブがアウディのカルロス・サインツSr.の持つリードを縮めた。
■ダカール総合優勝が見えてきたサインツSr.。ローブの猛追を警戒「油断は禁物。まだガードは下げない」
ローブはステージ10の53km地点で一時ストップし後手に回ったものの、225km地点のチェックポイントで総合トップのサインツSr.に対して5分のギャップを築いた。
その後サインツSr.は248km地点で10分のストップ。チームメイトのマティアス・エクストロームとステファン・ペテランセルの協力が必要となった。
これによりローブは、次なるチェックポイントまでにタイムを稼ぎ、総合順位における差を4分13秒にまで縮めた。
ただ、ローブは307km地点で再びストップを強いられ、サインツSr.が再びリードを11分以上に広げた。
ステージ終了後、サインツSr.とローブはそれぞれパンクによるストップがあったと語った。
サインツSr.は3度のパンクに見舞われ、再スタートするためにエクストロームのスペアタイヤが必要となった。ローブは2度のパンクに見舞われた他、マシンのジャッキにも問題が発生したため、パンクしたタイヤを宙に浮かせるためにマシンをわざと小さな穴に落とす必要があった。これにより通常のタイヤ交換以上にタイムをロスしてしまった。
パンクが相次いだものの、サインツSr.とローブ共にステージ10を走りきり、サインツSr.は総合首位をキープ。ローブは13分22秒差で総合2番手となった。
ローブとアウディ勢3台がトラブルに見舞われたため、オーバードライブのシシェリがステージを支配。2024年大会で初めてステージ優勝を果たした。
このステージ優勝により、シシェリはマシュー・セラドリ(センチュリー・レーシング)を抜いて総合5番手に浮上した。
総合トップ2の後ろでは、TOYOTA GAZOO Racingのルーカス・モラエスが総合3番手をキープ。サインツSr.との差は1時間2分44秒に縮まった。
総合4番手にはオーバードライブのギヨーム・ド・メビウスがつけ、シシェリやセラドリを引き離している。
フォード勢のオーレン・ジポカーから参戦するマルティン・プロコップが総合7番手をキープ。トヨタのジニール・ド・ヴィリエールはステージ10を20位で終えて総合8番手となり、チームメイトのガイ・ボッテリルが7分差に迫った。トヨタ勢のベネディクタス・バナガスが総合トップ10に入った。
ディフェンディングチャンピオンであるナッサー・アル-アティヤは、プロドライブ製ハンターのメカニカルトラブルに悩まされ、今年の大会を正式にリタイアした。
アル-アティヤはステージ6でのテクニカルトラブルで優勝戦線脱落。ステージ8ではエンジントラブルに見舞われたが、W2RC(世界ラリーレイド選手権)ポイントを獲得するためにステージ9で再スタートを切った。ただ、今度はステアリングのトラブルが発生し100%の状態で走ることができなかった。アル-アティヤはこのマシンを再び走らせたくないとして、リタイアを宣言した。
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