F1第10戦イギリスGPのオープニングラップで発生したルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の接触。ふたりが激しくタイトル争いを繰り広げていることもあって、インシデントの責任が誰にあるのか、激しい議論を引き起こした。
スチュワードは、ハミルトンに接触を起こした大きな責任があると判断し、10秒のタイム加算ペナルティを科した。しかしハミルトンは、ピットストップ時にペナルティを消化して後退した後、終盤にシャルル・ルクレール(フェラーリ)を逆転。母国優勝を達成し、フェルスタッペンとのポイント差を33ポイントから8ポイントまで縮めた。
■アイルトン・セナが”ライオン”を飼い慣らした日:1992年F1モナコGP
ハミルトンとフェルスタッペンは、今年に入ってから何度もホイール・トゥ・ホイールの接戦を繰り広げてきたが、激しい接触という結果になったのは今回が初めてだった。
レース後、メルセデスのトラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、フェルスタッペンの攻撃性によってハミルトンがバトルを避けざるを得なくなったこともあり、今回のような事態は避けられなかったと述べている。
「スプリント予選レースを見ても、決勝のオープニングラップを見ても、ルイスは常に衝突を避けるために後退しなければならなかった」とショブリンは語った。
「彼(ハミルトン)は、自分のクルマを、自分のポジションを堅持することができる位置に置いていた」
「マックスはアグレッシブな走りをするので、いつかアクシデントが起きるのは避けられない。しかし、我々はルイスの仕事ぶりに満足している。ペナルティを受けたことは少し残念だったが、それでもレースに勝つことができたことに安堵している」
今回の出来事は、1989年と1990年に鈴鹿で起きたアイルトン・セナとアラン・プロストの事故をはじめとする、過去のタイトル争いのライバル同士のクラッシュと比較されている。
メルセデスのトト・ウルフ代表は、ハミルトンとフェルスタッペンのクラッシュは避けられないと思うかと聞かれ、「過去に偉大なドライバー同士がレースをした時に誰もが見たことのある状況」だと答えた。
「誰も譲るつもりがないような時には、このような状況が起こりうる」
「しかし、”タンゴを踊る”にはふたり必要なんだ」
「今年のチャンピオンシップは、常にとても激しい。自分たちがレッドブル・ホンダほどのパフォーマンスを持っていないことを知りながら、タイトル争いを続けるために全力で戦っていたからだ」
「だから過去に大きくポイントを失ったこともあれば、今回は大量にポイントを獲得した。つまり、それは常に相殺されているんだ」
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