ルノーはF1第19戦アメリカGPを終えた時点でコンストラクターズランキング5番手につけている。4番手のマクラーレンとは38ポイントの差がついており、残り2レースでの逆転はかなり難しい状況だ。
これはつまり、ルノーがシーズン開始前に掲げた、メルセデスやフェラーリ、レッドブルの3強チームに次ぐ4番手の地位を確固たるものにするという目標が達成できないということを意味する。
■日本GP失格のルノーF1、問題のブレーキシステムは”今季より前”から使用
チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブール曰く、F1ではそう簡単に物事が進まないことを今季のルノーが証明しているという。
「マクラーレンが我々よりも優れたマシン、優れたシャシーを持っているということは事実だ」とアビテブールは認めた。
「マクラーレンと戦っていることを恥ずかしいとは思わない。彼らは今でも素晴らしいチームだし、名門チームのひとつだ」
「その状況に満足しているかどうかに関わらず、とにかく物事を受け入れる必要がある。F1は厳しい世界なんだ」
「マシン開発(アップデート)がなかった間、我々はセットアップを改善したり、マシンについての理解を深めることに努めた」
マクラーレンは予選においては中団勢で頭ひとつ抜けた速さを発揮するが、レースペースは一転して平凡なものとなることもある。ルノーはその逆で、レースにおいて力強さを発揮している。
アビテブールはその理由を解明することが重要だと考えている。
「彼ら(マクラーレン)は予選で我々より少なくとも0.5秒は速い。しかしながら決勝では何らかの理由で我々と接近しているんだ」とアビテブールは語った。
「それはアメリカ、メキシコ、そして鈴鹿でも同様だった。スタート位置や戦略、レース展開などが違うので一概に判断はできないがね」
「我々のマシンは最大限までプッシュした時に快適ではなくなる傾向にある。でも、レースになってあらゆるものをマネージメントしながら走ると、状況はずっと良くなる」
ルノーのレギュラードライバーであるダニエル・リカルドもアビテブールの意見に賛同し、予選で全開アタックをする際には、ドライビングにおける許容範囲が非常に狭くなることを指摘した。
「オンボードを見ていると、マクラーレンは(予選で)比較的簡単に良いラップタイムを出しているように見える」とリカルドは語った。
「彼らは“ウインドウ”が広いんだと思う。僕たちが予選で最大限の力を発揮できていないのは、そのウインドウに問題があるからだと思っている。要するに、僕たちのマシンは(予選で)ミスをしやすいものになっているんだ」
「ただ、決勝ではいろいろな要因が重なってペースが落ち、タイヤを限界まで使うことはあまりなくなる。それに合わせてウインドウが自然と広がっていくんだと思う。だからこそレースでは少しポジションを取り戻すことができるのかもしれない」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?