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角田裕毅&リカルド、RBの中団スタートを予想。角田「テストはスムーズだけど、やるべきことはまだたくさんある」

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角田裕毅&リカルド、RBの中団スタートを予想。角田「テストはスムーズだけど、やるべきことはまだたくさんある」

 F1プレシーズンテスト2日目を終え、ビザ・キャッシュアップRB(以下RB)は午後のセッションを担当したダニエル・リカルドが柔らかいC4タイヤを使ったとはいえ5番手。午前のセッションを担当した角田裕毅はロングランに集中し、17番手となった。

 角田が担当した午前のセッションは、サーキットの排水溝の蓋が破損したことで赤旗終了に。1時間以上セッションが短くなってしまった。

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 そのため、ロングランに専念していた角田はプログラムを完了できず。そのため、タイムシートも下位に沈むことになったが、40周を走りテストはスムーズに進んでいるようだ。

「ロングランは初めてですが、大丈夫そうです。フルディスタンスを走れなかったのが残念ですが、それでもデータは取れました」

 そう角田は語った。

「この新車にはまだやるべきことがたくさんあります。まだ発見があるはずです。でも今のところプログラムはスムーズです」

 ライバルチームとの比較について、角田は慎重な姿勢を崩さず、今季も中団を争うことになると予想しているという。

「(ライバルとの比較は)正直に言って本当に難しいです。悪い位置にはいないことを願っています。もちろん、トップ6のクルマだと予想はしてません。トップ10にいれば素晴らしいでしょう」

「高い期待はしていません。チームは新しくなりましたが、クルマは変わっていません」

「正直なところ、クルマはそれほど変わっていないんです。ルールの範囲内で走っていることに変わりはありませんから。クルマを開発するために最大限のことをしていますが、どうなるか見てみましょう」

「明らかに少し変わったとは感じますが、前回のレース(2023年の最終戦アブダビGP)では、より2024年向けという意味合いでアップデートを持ち込みました。2023年の最終戦に僕たちの方向性が正しいか、間違っているかを確認したんです。それはOKでした」

 1時間延長された午後のセッションを担当したリカルドは、88周を走行。セッション終盤には、C4タイヤでのアタックを行ない、5番手となった。

「今日は信頼性も問題なかったし、多くの周回を重ねることができた。僕たちはセットアップに取り組んで、来週に向けて可能な限りベストな準備をしようとしただけだ」

 そう語ったリカルドは、テストの感触について聞かれ、ライバルについては気にせず、自分たちの仕事に集中するべきだと答えた。

「(嬉しいと悲しいの)中間だね。でもこれが僕のテストへの取り組み方なんだ。今日(フェラーリのカルロス)サインツJr.がトップだったとしてもたくさんの疑問がある。燃料搭載量は? エンジンモードは? タイムを出したタイミングは?」

「だから分からないんだ。タイムシートの順位に関係なく、僕は中団のどこかにいると思う。来週、おそらくポールポジションを獲得するのは無理だと思う。でもまだ中団争いにいると思いたい。Q3進出と、日曜日にポイント獲得ができれば、良いスタートが切れるのは明らかだからね」

 ポイント獲得が開幕戦の目標なのかという質問に、リカルドは次のように答えている。

「シーズンをスタートさせることだ。それが目標だと思う。来週ポイントを手に入れられるかどうかは、時間が経てば分かるだろう。でも、それがスタートだと思うし、シーズンが進むにつれて、クルマについてもう少し学び、多くの新しいスタッフと一緒に仕事をするようになれば、そこからもう少しハードルを上げていけると思う」

「テストではタイムシートにとらわれがちだけど、ライバルを意識し始めると、明らかに自分たちの集中力とエネルギーを失ってしまう。僕たちはレッドブルじゃないんだ。ライバルを評価できるような状況にはない。今は自分たちのことに集中し、自分たちが最大限の力を発揮できるようにする必要があると思う」

「そうしているうちに、推測することができるようになる。でも、正直なところ、1週間もすればみんながどの位置にいるのか分かるだろう。それが、ここでテストを行ない、1週間後にここでレースを行なうことの良さなんだ」

「バルセロナでテストしていた頃は、まだ未知の部分がたくさんあったし、それから4ヵ月後にバルセロナに行くわけだからね。だからこのフォーマットは好きだし、あまり長い間待たされることもない」

 リカルドは今季も、激しい中団争いが展開されると予想。RBはその中で前進を目指していくことになるという。

「僕の予想では、中団はまだ非常にタイトだと思う。リードするチーム、リードするマシンは、おそらく中団に少し差をつけると思う。でも中団には、3チームから6、7チームくらいがいるかもしれない。それが現実的なところだろう。もちろん、シーズンが進むにつれて、鼻息荒く前進していくのが僕たちの野望だ。でも、現実的にはそのあたりからスタートすることになると思う」

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