もくじ
ー V6ディーゼル搭載X350d アマロックに対抗
ー ピックアップに洗練と利便性を
ー 積載能力も十分 ライフスタイルに寄り添う
ー 抜群のオフロード性 トラックらしさも
V6ディーゼル搭載X350d アマロックに対抗
メルセデス・ベンツは、ピックアップトラックのXクラスのV6搭載グレード、X350d 4マティックの英価格を公表した。11月の納車開始が予定され、税抜3万8350ポンド(522万円)からとなっている。
Xクラスにはピュア、プログレッシブ、パワーの3段階のトリムが用意されているが、X350dでは最上位のパワーのみが選択可能だ。ただし、エントリーレベルのピュアでも自動緊急ブレーキ、レーンキープアシスト、標識認識、バックカメラ、ヒルスタートアシストなどが装備されている。
Xクラスの価格はエントリーグレードで税抜2万7310ポンド(395万円)からとなっている。2番目となるX250dのAT仕様で3万4100ポンド(493万円)となり、フォルクスワーゲン・アマロックとほぼ同じ価格帯だ。
プログレッシブトリムはピュアよりも1200ポンド(17万円)の上乗せとなり17インチホイール、ヒーター付きミラー、積載物固定用レールが備わる。最上位のパワーでは18インチホイール、合成皮革の内装、LEDテールライト、キーレスエントリーなどが追加される。
Xクラスは4ドアで5人乗りのキャビンを持つピックアップだ。エンジンは4種類から選択可能で、フルタイムまたは選択式の4WDシステムが装備される。トランスミッションは6速MTまたは7速ATが用意される。先述の3つのトリムに加え、ダッシュボードのフィニッシュも3種類用意されるほか、2種類のレザーを含む計6種類のシート表皮が選択できる。
ピックアップに洗練と利便性を
メルセデスはこのクルマがオフロードでもオンロードでも素晴らしい走行性能を持つと主張する。Xクラスのサスペンションはダブルウィッシュボーン式コイルスプリングをフロントに、リアには5リンク式が装着される。
スプリングの可動域は大きく、歯切れよく性格なホイールコントロールが特徴とされている。ダイナミック・セレクトにより、コンフォート、エコ、スポーツ、マニュアル、オフロードの各モードへの切り替えが可能だ。
Xクラスは荒れたオフロードでの走行も可能だが、都市部のファミリー向けの使用も可能だという。メルセデスはピックアップに乗用車の洗練製と利便性を与えたと主張する。頑丈な設計と優れたサスペンションに加え、高級感あるキャビン、コネクティビティ、先進の安全装備などにより、旧来のピックアップとは一線を画している。
Xクラスの主な市場はアルゼンチン、南アフリカ、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランドなどだ。Gクラスやウニモグなどのオフロード車の技術が使用されているという。デザイナーのゴードン・ワグナーによれば、想定される購買層は企業をはじめ、地主、家族連れ、探検家などだ。
積載能力も十分 ライフスタイルに寄り添う
バン部門を統括するフォルカー・モーニングウェグは、「今こそプレミアムピックアップを投入するときです。このために多くの力を注いできました」という。ターゲットとするモデルはトヨタ・ハイラックスやフォード・レンジャーなどだという。「われわれはこの2モデルをよく研究しました。これらはライフスタイルに寄り添う洗練されたクルマです。ただの仕事車ではありません」と語る。
ピックアップの主な役目は荷物を運ぶことだが、Xクラスの最大積載量は1042kgに達し、三菱L200、トヨタ・ハイラックス、日産ナバラなどのライバルと同等だ。荷台長は1587mm、幅は1560mm、そして高さは474mmだ。3.5tまでの牽引能力も持つ。
積載物を固定するためのポイントは標準装備だが、レールは上位グレードのみの装備だ。オプションとしてボディーカラーのリアキャノピー、荷台分割板、トノカバー、156ℓのストレージボックス、ロールオーバー・フープ、3ピースのアンダーガードなどが用意される。
ユーザーがスマートフォンからの遠隔操作で車両の場所や燃料レベルなどを確認できるアプリも用意される。他に特徴的な装備として、ピックアップとしては異例の高い質感を持つインテリアフィニッシュも選択可能だ。コマンドシステムや360度カメラもオプションとなる。
抜群のオフロード性 トラックらしさも
12分の間、レーストラックを始めとし、超急斜面の上り下り、ホイールが浮くほどのデコボコ道などを走行した。横方向の傾きが42度となる場面があったが、この傾きだと下側となる乗員は窓から花を摘めるほどであった。最大で50度までの傾きに対応するというが、これは眉唾ではなさそうだ。
Xクラスの頑丈さはサスペンションにも現れており、荒れた路面の振動を効率的に抑制している。サスペンションの歯切れもよく、多くのドライバーが挑戦しようと思わないほどの障害物も難なく超えることができた。
急斜面の下りでもコントロールが容易であるほか、ABSのアクチュエーターの音もほとんど聞こえなかった。日産ナバラやルノー・アラスカンなどのグループ他車よりも高い洗練度を持っていることがわかる。
ただし、トラックらしさも残っている。驚くことではないが、ボディのロールは大きく、グリップ限界に達すると後輪は大きめなスキール音を発する。しかし、他の多くのピックアップよりは速く、スムーズに走行することができる。ナバラとの価格差を正当化できるほどの性能差があるかどうかは、より詳しいテストを行ってから判定を下したい。
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