2023年F1オランダGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは13番手で、Q2で敗退となった。
トト・ウォルフ代表は、「ルイスは計測ラップすべてで(他車から)妨害を受けたように思えるほどで、自己ベストのラップでもそうだった。しかし同時に彼は今日、マシンに対して完全な自信を持って走ることができていなかった」と語った。
F1第14戦オランダGP暫定グリッド:角田裕毅がハミルトンへの妨害で降格に。ストロールとサインツはペナルティを免れる
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、金曜には比較的好調だったハミルトンは、雨の土曜にはインターミディエイトタイヤを適切なウインドウに入れることができずに苦戦し、さらにクリアラップを取れなかったことで、Q3に進出できなかったと述べている。
「我々はFP3でインターミディエイトタイヤの温度に関して苦戦した。ジョージ(・ラッセル)はなんとか乗り越えることができたが、ルイスはあまりバランスに満足しておらず、タイヤに熱を入れるのが難しいと感じていた」とショブリン。
「その傾向が予選でも続いた。同時に、ルイスはファストラップで何台ものマシンにブロックされるという不運に見舞われ、クリアラップを取ることができず、Q2敗退となった」
ハミルトンに対する「不必要な妨害」の疑いがあるとして、Q1でのランス・ストロール(アストンマーティン)の行為と、Q2での角田裕毅(アルファタウリ)の行為について調査を行った結果、スチュワードは、角田に対して3グリッド降格のペナルティを科すことを発表した。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 5番手(1分22秒723:インターミディエイトタイヤ/18周)
予選 13番手(Q1=12番手1分21秒919:インターミディエイトタイヤ/Q2=13番手1分20秒151:インターミディエイトタイヤ)
今日は僕の日ではなかった。FP1以降、マシンへの自信を失い、それが予選を難しくした。タイヤを適切な温度に持っていくことが難しく、バランスと全体的なグリップにも苦しんだ。
ジョージ(・ラッセル)はマシンにいくつか違うセッティングを施していて、その方がうまくいっているようだ(注:予選3番手を獲得)。でも、このマシンが機能する範囲がとても狭いことは分かっている。そして、こうしたコンディションのもとではそういうことが起こりやすいんだ。
最後のランでは2周連続でアタックしたけれど、2周目でタイヤがオーバーヒートしてしまって、タイムを向上させることができなかった。
明日は新たなチャレンジになる。満タン状態ではマシンがもう少し良くなって、ポジションを上げていくことができればいいね。オーバーテイクが簡単にできるサーキットではないけれど、それが目標だ。
(走行後のインタビューで語り)正しい方向だと思ってマシンにいくつか変更を施したが、それがうまくいかなかった。ジョージは違う方向を選び、彼の方はうまくいっているようだ。
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みんなのコメント
自分たちのセッテングが悪かったのを角田のせいにしているとしか思えない。
トトとワーウイックの人間性を疑うよ、
来期が楽しみで嬉しい、誰が勢力図を塗り替えるか?