アストンマーティンF1の若手ドライバー育成プログラムに所属するジャック・クロフォードは、6月5日、オーストリアのレッドブルリンクでF1テストを行った。
アメリカ出身で現在19歳のクロフォードがF1マシンをテストしたのは今回が初めてで、マシンは2022年の『AMR22』だ。この日のレッドブルリンクは天候にも恵まれ、クロフォードは短距離および長距離走行を行い400km以上を走破。彼にとって、マシンとタイヤをより深く理解する機会となった。
アストンマーティン育成のクロフォードがF1マシンをテストへ。レッドブルリンクでAMR22をドライブ
走行を終えたクロフォードは、次のようにコメントした。
「このことを実現する力になり、テストでサポートしてくれたアストンマーティン・アラムコのすべての人たちに心から感謝している」
「初めてF1マシンに乗った日は最高の経験になったし、すべてのラップを楽しんだ。僕たちには何の問題もなく、クリーンでスムーズな1日となり、やりたいと思っていた走行をすべて完了することができた」
「僕の主な目標は、スピードを上げてマシンのシステムに慣れることだった。僕にとってそれは学習の過程だった。最後には、特に高速セクションで、これまでしたことのないようなドライビングをした。かなりうまく適応できたと感じているし、次回が楽しみだ」
エボリューションプログラムディレクターのロバート・サトラーは、クロフォードがすぐにマシンに適用し、改善していったと評価した。
「若いドライバーがF1マシンで初めてのラップを完走するのを見るのは、いつも特別な瞬間になる」
「丸一日の走行を終えて、ジャックはプログラムの他のテストに活かせる貴重な経験を積むことができた。F2からF1へのドライビングスタイルの切り替えが簡単ではないことは承知しているが、ジャックはすぐにマシンに適応し、チームと連携して、時間が進むにつれて改善していった」
クロフォードは今後もアストンマーティンF1のレースイベントに帯同し、ドライバーやチームを見て学ぶことになる。また、彼はAMRテクノロジーキャンパスでシミュレーター作業を行い、レース運営のサポートを続ける予定だ。
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