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クルマのシートに「カバー」付けるべき? 汚れ防止やイメチェン可能! 「シートカバー」の意外なデメリットとは?

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クルマのシートに「カバー」付けるべき? 汚れ防止やイメチェン可能! 「シートカバー」の意外なデメリットとは?

■汚れ・濡れ・擦れからシートを守る「シートカバー」

 カー用品店に行くと、たくさんの「シートカバー」が陳列・販売されています。言い換えればそれだけ需要があり、実際に売れているからこその品揃えなのがわかります。
 
 しかも、最近はカラーや材質の違いでかなり自由度が高まっているようです。
 
 クルマのシートにシートカバーを装着するメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。

【画像】「えっ…!」これが「シートカバー」!? トヨタの斬新すぎる「カバー」画像を見る(17枚)

 シートカバーを装着する理由の多くが、「実際のシート生地を汚れや擦れなどから守る」というもの。

 シート生地は「ファブリック(布)」「本革」「合成皮革」などがありますが、乗っている間は常に触れている部分なだけに乗員の衣類が擦れて痛みやすい箇所と言えます。

 また車内で飲食したときに汚れたり、雨などで濡れてしまうこともあり、そういった汚れや水分などが直接シート表面につかないようにカバーしてくれます。

 実際にシートカバーを使っているユーザーにメリットを聞いてみました。

「シート表面の保護と掃除のしやすさ」から装着しているのは、トヨタ「シエンタ」に載っているOさん(40代・女性)。家族旅行に出かけるときも愛犬2匹を連れて行くので、どうしても食べこぼしやペットの毛、匂いが付いてしまうそうです。

「いくら綺麗にしていても、ペットの匂いがシート表面に移りやすいようで、以前装着しなかったときに、下取りで指摘されてしまいました。

 そのときにシートカバー装着で匂い移りが軽減できると聞いて装着することにしたのですが、取り外して洗うことができるので衛生的というのもメリットだと思います」

 現在のシートカバーは、実際のシート生地と同じく素材やカラーなども豊富になりました。一般的なファブリック素材のカバーであれば取り外して丸洗いできますし、合成皮革であれば耐水性・防塵性に優れるため汚れもさっと落とすことができます。

 もうひとつのメリットが、車内を手軽にイメージチェンジできること。レザーシート設定のない車種でも、合成皮革や本革製のシートカバーを装着すれば高級感を演出できます。

 また「真っ赤なシート」や「イエローのシート」にするにも、価格が高い社外品シートを購入せず、シートカバーでカラーチェンジが可能です。カバーを外せば元通りというのも大きなメリットと言えます。

 そんなアレンジを楽しむためにシートカバーを装着したのが、ホンダ「ステップワゴン」に乗っているS氏(30代・男性)。

 ファミリー感の強いミニバンではなく、おしゃれかつスポーティなイメージにしたくて、赤のレザータイプ(合成皮革)のシートカバーを選んだといいます。

「純正のファブリックは座り心地は良いのですが、どうしても汚れやホコリを吸い込みがちで、黒っぽいカラーしかないのも少し不満でした。

 ミニバンなのにシートが真っ赤というのはほとんど見かけないので、意外性もあって気に入っています」

※ ※ ※

 そのほかにもシート表皮が変色してしまった、シート生地が傷んで一部ほつれが出てしまった場合なども表面をシートカバーで覆うことで、シート交換や張り替えするよりも出費を抑えることができます。

■メリットばかりじゃない!? シートカバーのデメリットとは?

 一見メリットばかりのようなシートカバーですが、意外にも若干ながらデメリットもあるようです。そしてデメリットとなるのは素材ではなく、形状によるものが大きいようです。

 シートカバーの形状には「車種専用タイプ」と「汎用タイプ」が存在。汎用タイプは装着のしやすさがウリですが、さまざまな車種に対応させるためにサイズに余裕があるものが多く、結果として使用している間にズレてしまうというデメリットがあります。

 実際に、「マツダ2」のオーナーのTさん(50代・男性)は、手軽さ重視で汎用タイプを装着したものの、ズレが解消できないため車種専用タイプに交換する予定だといいます。

「汎用タイプは取り付けも簡単でしたが、そのぶんズレも発生しやすいです。すでに車種専用タイプで目ぼしいのは選んであるのですが、取り付けにはどうやらシートを外す必要があるらしく、まだ購入を迷っています」

 最近人気となっている車種専用タイプは車種ごとのシート寸法にピッタリ合うように作られており、ズレにくく見た目もまるで純正品のようなフィット感がウリです。

 その反面、ぴったりのサイズなので装着に時間がかかることが多く、ときにはシートを取り外してからでないと装着できないものもあるようです。

 個人がDIYでチャレンジすると数時間はかかるとも言われており、そのためカー用品店やシートカバー専門店などでは装着も有償で請け負うほど。

 しかし、取り付け費用が数万円かかるというデメリットがあり、時間を取るかお金を取るか、非常に悩ましい部分ではあります。

 それでもシートカバーであれば、シート生地を張り替えたりシート本体を交換するよりはるかに安価で済むわけで、あえて安価で装着しやすい汎用タイプの派手なカラーなどを楽しんでそれ飽きたら、別のシートカバーに取り替えるというのもアリかもしれません。

※ ※ ※

 最近では「ファン内蔵機能付き」という新たなタイプのシートカバーも登場。シガーソケットから電源を取り、背面や座面にファンで送風し熱こもりや蒸れなどを抑制してくれるというもので、夏に欲しくなるシートカバーです。

 また、なかには撥水性や防水性をウリにしたタイプもあります。このタイプのシートカバーなら、汚れや水分が付きやすいオートキャンプやアウトドアレジャーに最適です。

 用途に応じてさまざまなシートカバーが販売されているので、一度試してみても良さそうです。

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みんなのコメント

14件
  • マキトシ
    まあ、これは使う人の状況や好みでやったらいいと思う。
    私は、趣味の車でも仕事用でも一回も付けたことはないけど。
  • bau********
    2枚目の画像は、JPNタクシーの後席ですね。
    一般の方はご存知ないかと思いますが、タクシーのシートカバーは朝出庫するときに何枚か車に積んでおき、実車(賃走)の合間に変えています。営業所に一旦戻って変える事もあります。
    このシートカバーと、タクシーメーターのロール紙を切らさないよう積んでいくのが、自分が昔勤めていたタクシー会社の出庫時の「決まり事」でした。
    今となっては懐かしい思い出です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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