F1第4戦スペインGPのフリー走行1回目が行なわれ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンを抑えてセッション首位となった。
今回の舞台はバルセロナのカタルニア・サーキット。様々なタイプのコーナーを備え、マシンの総合力が試されるコースだ。今季は例外的にバーレーンでプレシーズンテストが行なわれたが、近年プレシーズンテストが開催されてきたサーキットでもあり、各チームは豊富な走行データを持っているだけに、シーズン序盤の勢力図がよりはっきりと見えてくる可能性があるグランプリだと言える。
■ターン10を改修したカタルニア・サーキット、オーバーテイクは増える? ドライバーの反応は様々
60分のセッションがスタートすると、キミ・ライコネンに代わってFP1を担当するロバート・クビサ(アルファロメオ)、ジョージ・ラッセルに代わって走行のロイ・ニッサニー(ウイリアムズ)を含め、各車が続々とインスタレーションラップをこなしていくが、ニキータ・マゼピン(ハース)がピットアウト直後にターン7で挙動を乱し、コースオフする場面もあった。
セッション序盤はほとんどのマシンがハードタイヤを履いて周回。一方、これがホームレースのフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だけはソフトタイヤで走行を開始し、一時タイムシートのトップにも立った。各車少しずつタイムを向上させていきながら、マシンとコースの感触を確かめた。
セッション後半に入ると、各車が新品のソフトタイヤに履き替え、アタックをし始める。最初に動き、アタックしたセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)がトップタイムを塗り替えた。その後、メルセデス勢もアタックを開始し、オーダーが次々と入れ替わっていった。
残り時間16分となる頃、改修され路面が再舗装されたターン10でクビサがスピン。グラベルにスタックしてしまい、セッションは赤旗中断となった。
約7分程の走行中断の後、セッションが再開されると、レッドブル勢を含めまだ2セット目のタイヤを使用していないマシンが、ソフトタイヤを履き続々とコースイン。混雑するコース上でアタックし、タイムを出していった。
最終的にセッションをトップで終えたのはボッタス。赤旗中断前にソフトタイヤを装着して最初のアタックで僚友ルイス・ハミルトンに僅差で続く2番手につけると、2度目のアタックでさらにタイムを0.3秒更新。1分18秒504でセッショントップとなった。ハミルトンは3番手となっている。
フェルスタッペンは、セッション序盤に縁石でフロントウイングにダメージを受けたとして、しばらくガレージでマシンがリフトアップされる場面もあった。ソフトタイヤでのアタックは赤旗中断後。最初のアタックをトラフィックで断念したが、翌周に再アタックし、ボッタスと0.033秒差の2番手となった。セルジオ・ペレス(レッドブル)は9番手。好ペースだった2度目のアタックでは、セクター3でトラフィックに前を塞がれてしまい、タイムアップできなかった。
これまでの3レースと同様、スペインGPでもメルセデスとレッドブルの激戦が繰り広げられる予感が漂うFP1となった。
中団争いを牽引するランド・ノリス(マクラーレン)は、このセッションも好調で4番手。ただフェラーリのシャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.が5番手、6番手に続いている。さらにフェラーリ勢はミディアムタイヤでベストタイムを記録している。
前戦ポルトガルGPは苦戦したアルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが7番手。角田裕毅は11番手。角田は2度目のアタックでタイムを更新しようとしていたタイミングで赤旗が出てしまったが、ハードタイヤでの走行時はガスリーと遜色ないタイムを記録していた。
前戦ポルトガルGPで登場したアップグレードを導入したセバスチャン・ベッテルは8番手、チームメイトのランス・ストロールも10番手と、アストンマーチン勢もまずまずの滑り出しとなっている。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?