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ホンダ、2024年投入の新GT500車両『シビック・タイプR-GT』を岡山国際サーキットで初公開

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ホンダ、2024年投入の新GT500車両『シビック・タイプR-GT』を岡山国際サーキットで初公開

 7月24日、ホンダは岡山国際サーキットで、2024年からスーパーGT GT500クラスに投入するホンダ・シビック・タイプR-GTを初公開した。FL5型シビック・タイプRをベースとした車両で、2024年からの規定に合わせ開発されており、今後実戦へ向けた開発が進められていく。

 スーパーGT GT500クラスは2014年から現行のベースとなる車両規定が採用され、ホンダはそれに合わせNSXコンセプト-GTを投入。2017年からは市販のNSX投入に合わせNSX-GTに車名が変更されたほか、2020年からは規定に合わせFR化。2014年から2023年まではNSXをベースとした車両でGT500クラスを戦ってきた。

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 そんなホンダは2023年1月の東京オートサロンで、新たにシビック・タイプRをベースとした車両で2024年からスーパーGTを戦うことを発表しており、オートサロンではデザインの方向性を示すコンセプトモデルとして『シビック・タイプR-GTコンセプト』を公開していたが、7月24日、ついにその実戦仕様とも言える『シビック・タイプR-GT』がお披露目された。

 新たに公開されたシビック・タイプR-GTは、オートサロンでのコンセプトモデルとは異なり、カーボンブラックに『HRC』のロゴがフロント、サイドに大きく入れられる精悍なテストカーの印象となった。カーナンバーは、ホンダの歴代GT500テストカー同様『99』をつける。

 車体全体としては、FL5型のシビック・タイプRをベース車両としていることから、5ドアのボディがベースとなっており、特にキャビン後方がNSX-GTよりも大柄な印象となっている。ただ、GT500規定ではベース車両による有利、不利がないようスケーリングと呼ばれる作業を経ることになっており、ロー&ワイドなベース車だったNSXよりも市販車との差異は大きくないように感じられる。

 またコンセプトモデルとは異なっている部分も多い。サイドのラテラルダクトなどはより実戦的な仕様となっているほか、フロントグリルには開口部が設けられ、赤バッジのホンダエンブレムはボンネット前端に移動している。また、コンセプトモデルではリヤドアのドアハンドルが設けられておりツーリングカー然とした印象があったものの、今回お披露目されていた車両ではそれがなくなっている。

 全体的に、これまでのNSX-GTの空力開発を引き継ぎながら、ボディがシビック・タイプRに変わったという印象を受ける。この後、開発陣からはシビック・タイプR-GTについての説明も行われる予定だ。

「このシビック・タイプR-GTはHRCが国内外のレースへの挑戦を通じて培ってきた、空力やエンジンなどの技術、知恵を結集したレーシングマシンです」とHRCの渡辺康治代表。「勝利にこだわり、初年度からチャンピオン獲得を目指してまいります」と語っている。

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みんなのコメント

1件
  • 要は空力的にどうなるかってことだな。ドラッグは減りそう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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