5月22日、鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは、8月20~23日に開催が予定されていた『2020 第49回サマーエンデュランス「BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース」』について、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催を中止すると発表した。これにともない『鈴鹿モータースポーツフェスティバル』も中止が強いられることになった。
鈴鹿1000kmの長い伝統を受け継ぎ、2018年からGT3カーの世界一決定戦として開催されてきた鈴鹿10時間。装いを新たにスタートした2018年から企画されていたのが、鈴鹿市や鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会などがモビリティランドとともに官民一体で作り上げたイベント『鈴鹿モータースポーツフェスティバル』だった。2018年こそ台風20号の接近による警報発令で実施できなかったが、2019年はレースウイークを前にした8月22日に開催された。
モビリティランドが新型コロナウイルスの影響で8月の鈴鹿10時間の開催中止を発表
最大の目玉と言えたのが、鈴鹿サーキットからイオンモール鈴鹿までの6.6kmの鈴鹿市道加佐登鼓ヶ浦線(通称サーキット道路)を使った公道パレードだ。レーシングカーが公道を走ることは日本では非常に条件が厳しく、鈴鹿市、三重県、三重県警等の協力により封鎖した公道上でのパレード実現はまさに歴史的だった。また、主催者と鈴鹿市民、訪れたファンたちが作り上げた雰囲気は、モータースポーツ都市である鈴鹿ならではの素晴らしいものだった。
そんな『鈴鹿モータースポーツフェスティバル』は、残念ながら鈴鹿10時間の開催中止にともない、全国から多くの方が来訪することによる新型コロナウィルス感染症拡大が懸念されること、海外チームの来日が困難な状況であることなど、社会情勢を総合的に勘案し中止が決まってしまった。
ただそんな状況ではあるが、鈴鹿市は5月22日、Youtube上に2019年の鈴鹿モータースポーツフェスティバルのダイジェストを公開した。今でもその興奮が蘇ってくる動画だが、2021年の鈴鹿10時間、そして鈴鹿モータースポーツフェスティバルの“復活”に向け、動画とともに今から期待を高めよう。
鈴鹿モータースポーツフェスティバル2019ダイジェスト
https://youtu.be/0DyzaYpU5tQ
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