イイね! と感じた点が多数ありました!
こんにちは! 先進モビリティに興味津々の近藤スパ太郎です。 特に電動モビリティは過渡期で、最新技術や最新機能を投入した個性豊かな車両が次から次へと登場して目が離せません。
【画像】マグネシウム・フレームで高い質感を実現!! 特定小型原付VELMO「SPARK」を画像で見る(33枚)
さて今回は、大きなサドルシートを装備した、小柄でスタイリッシュな特例特定原付VELMO「SPARK」を、3週間お借りして走行したスパ太郎インプレッションをお届けします~!
VELMOは、スタイリッシュな電動アシスト自転車を自社で開発・販売しているアベントゥーライフ社のブランドで、「SPARK」は初の“電動のみで走る車両”です。初とは言え、同社では他社の電動キックボード開発を行った事があり、その技術やノウハウが注がれています。
一体成型のフレームとフロントフォークの素材にマグネシウム合金を使用し、前後に14インチのタイヤ、リヤに500Wのインホイールモーター、シート下にバッテリーを搭載しています。
大きなシートで座り心地がとても良く、ハンドルステム部がメーターパネルになっていてNFCカードキーのタッチで起動します。特例特定原付の6km/hと、15km/h(Dモード)、20km/h(Sモード)の3つの走行モードがあり、レバー式アクセルの操作で走ります。
コンパクトな車体ですが直進走行安定性が良く、路面からの衝撃が少ないのは14インチの太めのタイヤの恩恵でしょう。
スタートから7~8km/hぐらいまでの初速は穏やかな走りで、それを超えるとパワーが増す設計で、特定原付初心者でもとても乗りやすいと思います。事実、シェアリングの電動キックボードは怖い! と言って乗らない大学生の娘も、SPARKは乗りやすい!と好評でした。
DとSモードではオートクルーズ機能があり、5秒間同じ速度を維持すると自動で作動してアクセルを放しても走り続け、スロットルやブレーキの操作で解除します。 特定原付は速度設定が低いため最高速度に直ぐに達してしまい、その速度を維持して走る事がとても多いので、とても便利な機能です。
最大トルクが53N-n、最大登坂角14℃(勾配25%)もあり、急な登り坂でも速度が落ちることなく走ったことも、ボクの高評価ポイントです。
但し、ブレーキ作動中はモーターパワーが遮断される仕様のため、激坂での坂道発進は慣れないと難しいかも…?
スペック上の航続距離は50kmもあり、特定原付としてはかなり優秀です。バッテリーは着脱可能で、スパ太郎実測値で3.7kg、持ち運びも楽々でした。現行モデルではバッテリーセルはサムスン製です。 価格も19万9800円と、かなり抑えめの購入しやすい価格と思います。
と、ここまでボクが高評価な点を紹介しました。逆に、もっと改良したらより良いのになぁ…と感じた点も幾つかありました。
販売価格を抑え、スマホアプリも開発中!
左手元に薄いウインカースイッチが上下に付いていて、手の感覚で左右どちらなのか分かり難いんです。
ウインカーも見えない位置にあり、音も無くメーターパネルにも表示されないため、左右どっちが付いているのか? 毎回戸惑いました。
それと、ヘッドライトがかなり上向きの固定で路面を照らしていないため、真っ暗な場所を走るにはプラスでライトが必要です。でもこの車両、国土交通省の性能等確認済制度の認定を取得しているんですよね…。
車体にハンドルロック機能などが無く、盗難防止には自分でワイヤー錠などを持ち歩く必要があり、複数の店舗を巡る時に都度の施錠が面倒。せっかく小回りが利く車両なのになぁ~。
前後のブレーキドラムに微調整用のナットなどが無く、ブレーキワイヤーを引っ張る調整のみ。ブレーキの引きずり音も気になり、返却時に確認して貰ったのですがメーカー的には許容範囲なのだそう…。
まぁこれらは価格を抑えているため、犠牲になっているのかも知れませんが、改善の要望は伝えました。これらのネガティブ要素があっても、ボクは購入を考えている車両のひとつです。
そして店舗を持たないEC販売のため、車両はハンドル支柱部分が外された状態で届き、自分で組み立てて電装配線を繋ぎ、ブレーキワイヤーの調整も行います。これを自分で出来る人はかなり少ないのでは? と思います(少なくともうちの妻や娘は出来ません)。
その対策として、完成車両を全国の12ヵ所の拠点で受け取りも可能にし、来年は30ヵ所を目指しているそう。そして今後は、組み立て後の配送も検討しているそうです。
そして実はこの車両、Bluetoothを備えていて、現在スマートロックや、電源のON/OFF、車両トラブル時のレスキューも可能になるスマホアプリを開発中だそうです。
なるほど、今後の進化が期待できそうな体制なのですね! そう考えたら、20万円を切る価格はかなりお得に思えて来たボクです。
特定原付は、利用者のマナーが問われていますが、ちゃんとルールを理解して守って乗れば、これほど便利な乗り物は無いと思います。今回3週間試乗して、改めてそう感じた次第です。
■VELMO「SPARK」主要諸元
●全長×全幅×全高:1330×560×1030mm●シート高:780mm●ホイールベース:930mm●車体重量:33kg●原動機:インホイールモーター●定格出力:0.5kW●最大トルク:53N/m●最高速度:20km/h●最大航続距離:50km●耐荷重量:120kg●登坂角度:14度(勾配25%)●駆動用バッテリー:リチウムイオン電池●バッテリー電圧/容量/充電時間:48V/10.4Ah(499.2Wh) /約5時間●防水性能:IPX4●ブレーキ:F・R/ドラムブレーキ●タイヤサイズ:F・R/14インチ●推奨身長:140~195cm●カラー:3色(ミッドナイトネイビー(試乗車)、アーバンシルバー、ステルスブラック)
■特定原付ってどんな乗り物? どんなルール?
2023年7月の道路交通法改正で新設された特定小型原付(特定原付)。16歳以上であれば免許不要で運転できる最高速度が20km/h以下、定格出力が0.6kW以下の一人乗り小型電動モビリティです。
ナンバー登録と自賠責保険の加入が必要で走れる場所は「車道の左側」か「自転車道」が基本。交差点は二段階右折、進入禁止の道路でも「自転車を除く」の表示があれば通行可能など、独自の交通ルールがあります。
最高速度を6km/hに切り替えた時(緑の最高速度表示灯が点滅時)のみ、特例特定原付として自転車走行が可能な歩道などの走行が可能です。ヘルメットは努力義務ですが着用推奨です。
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みんなのコメント
まるで闇バイトと同じみたいに考え方が軽い。
だからウマシカは自転車と同じ乗り方するんだよ。