■急激な盛り上がりを見せる、ヴィンテージスクーターの世界
二輪・四輪問わず、近年は世界的な旧車ブームが巻き起こっています。かつては二束三文でやり取りされたり、鉄クズとして捨てられていたりした車両もいまや貴重なヴィンテージとしてそれなりのプライスがつくようになりました。そうしたムーブメントは「鉄スクーター」と呼ばれるヴィンテージスクーターの世界も例外ではありません。
イタリアンスクーターの老舗ブランド「ベスパ」 1963年に登場した「Vespa 160 GS」は当時の“俊足”スクーターだった
日本や欧米では、かねてからヴィンテージスクーターを趣味の乗り物として寵愛するコアなマニアたちが存在していましたが、いま世界的に注目を浴びているのは、東南アジアのシーンです。タイ、インドネシア、シンガポール、そしてベトナム……これら東南アジア諸国では近年の驚異的な経済成長を背景にして、かつては市民の足として酷使されていたベスパやランブレッタなどのヴィンテージスクーターを、趣味の乗り物として楽しむユーザーが爆発的に増えているのです。
では現地の盛り上がりはどれほどなのか? 日本唯一の鉄スクーター専門誌『WELLER Magazine』では、2020年2月にタイ・バンコクで開催された東南アジア最大規模のスクーターイベント『GO TO SCOOTER』に潜入。バンコクのシーンがどれほどのものなのか、半信半疑で乗り込んだ我々がそこで目にしたのは、想像を遥かに超える狂喜乱舞の世界でした……。
今回は、いま世界で一番アツいとも言われるイベントでシューティングした現地の模様をお届けします。
会場となるのはバンコク市内にあるナイトマーケット『TRAIN NIGHT MARKET(トレイン・ナイト・マーケット)』。ここは、飲食店はもちろん、古着屋やアンティークファニチャーを扱うショップ、ヴィンテージスクーターショップなどが立ち並ぶナイト・マーケットで、バンコクの若者たちに人気のスポットです。『MOONEYES BANGKOK』もこの敷地内に店舗を構えており、バンコクのモーターカルチャーの発信地でもあります。
イベント自体は夕方からスタートして深夜2時ごろまで続く、という南国スタイル。イベントがスタートすると会場にはひっきりなしにスクーターがやって来ます。しかもそのほとんどがベスパやランブレッタのヴィンテージモデル。2020年の『GO TO SCOOTER』には2000台以上のスクーターが集結したと聞いていますが、筆者の肌感としてはその8割がヴィンテージ。ここまで数多くの車両が集まるイベントは世界的に見てもココだけかもしれません。
日本だとなかなか知ることができないタイのスクーターシーン。みなさんが思っている以上にスタイリッシュでアツい、バンコクのスクータリストたちのスタイルは必見です。
もしあなたがヴィンテージスクーター好きなら、一度は足を運んでほしい場所、それがタイのバンコクなのです。
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