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嵐の前の静けさか。各車抑えた様相のFP3でキャデラックがトップタイム/WECバーレーン

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嵐の前の静けさか。各車抑えた様相のFP3でキャデラックがトップタイム/WECバーレーン

 11月3日(金)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで、WEC世界耐久選手権第7戦『バーレーン8時間レース』のフリープラクティス3回目(FP3)が行われ、キャデラック・レーシングの2号車キャデラックVシリーズ.R(アール・バンバー/アレックス・リン/リチャード・ウエストブルック組)が予選前最後のセッションでベストタイムをマークした。

 WEC最終戦バーレーンの予選日。この週末3度目のプラクティスセッションは、ドライコンディションのもと現地時間正午から60分にわたって行われた。正午時点の気温は31℃、路面温度は39℃、前日に吹き荒れていた強風は収まっている。

【タイム結果】2023年WEC第7戦バーレーン FP3

 そんなFP3は、ホセ-マリア・ロペスが乗り込んだ7号車トヨタGR010ハイブリッド(TOYOTA GAZOO Racing)がセッション開始直後にターン7でスピンを喫したほか、51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)や2号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・レーシング)が他クラスのマシンと軽く接触するシーンなどがあったものの、最後まで大きな混乱なく進む。

 セッション折返しのタイミングとなる30分経過時点でのベストタイムはこの直前に、2号車キャデラックのアレックス・リンが記録した1分49秒512だ。

 60分のセッション終盤まで各車のロングランが続くなか、残り7分を切ったところでセクタータイムで自己ベストを更新するマシンが現れはじめる。ピットでマイク・コンウェイから小林可夢偉にドライバー交代を行った7号車トヨタもS1とS2で自己ベストを記録するが、ラップタイムは更新とはならず。

 2日(木)の初日最速マシンを含め他のハイパーカーもセッション終盤でのタイムアップはなく結局、2号車キャデラックのタイムがFP3ベストに。2番手は1分50秒010をマークした50号車フェラーリ499P、3番手には99号車ポルシェ963(プロトン・コンペティション)が入った。タイムは1分50秒256だ。

 以下、7番手につけた5号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)までが1分50秒台のタイムで続き、トヨタの8号車GR010ハイブリッドは1分51秒770で7番手。姉妹車7号車は1分52秒258という8番手タイムでFP3を終えている。

 LMP2クラスは、上位4台が1分53秒台のタイムを刻み、最速はトム・ブロンクビストのドライブで1分53秒661をマークしたユナイテッド・オートスポーツの23号車オレカ07・ギブソンだった。2番手にプレマ・レーシングの9号車が続き、JOTAの28号車、さらにユナイテッドの姉妹車22号車が続く結果となった。

 LMGTEアマでは、“恐竜カラー”の56号車ポルシェ911 RSR-19(プロジェクト1・AO)がクラストップに。マッテオ・カイローリが乗り込み、同クラスで唯一の1分59秒を切る1分58秒214を記録した。

 クラス2番手はトップから1.3秒遅れた83号車フェラーリ488 GTEエボ(リシャール・ミル・AFコルセ)で、AFコルセの54号車が僅差の3番手となった。日本勢は、ケイ・コッツォリーノ駆る21号車フェラーリ488 GTEエボ(AFコルセ)が5番手、その後ろに777号車アストンマーティン・バンテージAMR(Dステーション・レーシング)が続く。木村武史組57号車フェラーリ488 GTEエボ(ケッセル・レーシング)は9番手となっている。

 計3回のプラクティスが終了したWEC最終戦バーレーンは、このあと16時15分(日本時間22時15分)から、各クラス15分間のセッションで争われる予選が実施される。

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