KCMGから2022年のトタルエナジーズ・スパ24時間に参戦したローレンス・ファントールは、グリッド最後尾の66番手から追い上げをみせた47号車ポルシェ911 GT3 Rが同レースの総合優勝に挑戦するには、終盤に「ペースが足りなかった」と語った。
木曜日の予選でニック・タンディとファントールがブレーキングトラブルによりラップタイムを出せなかったため、デニス・オルセンを加えたKCMGのトリオは決勝に向けて大きな課題を抱えることになった。具体的には47号車ポルシェは、プロクラスのライバルたちから大きく離れたグリッドの最後尾、総合66番手からレースを開始することになったのだ。
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そんななか、47号車ポルシェのスタートドライバーを務めたタンディは、レース開始から12分で18台をオーバーテイクするなど序盤の数スティントで好走。2時間目にはトップ30に入る注目の走りをみせた。
その後も着実に順位を上げていった47号車は15時間目の31日(日)7時頃、タンディがラ・ソースで71号車フェラーリ488 GT3エボ(アイアン・リンクス)のダビデ・リゴンをかわし、ついに総合トップに浮上した。
この時点では優勝候補の一角に挙げられていたKCMGポルシェだが、レースが終盤戦に入るとペースが保てなくなり次第にポジションを落としていく。結局、47号車は表彰台争いから脱落。最終的には、パンクに見舞われた98号車BMW M4 GT3(ローヴェ・レーシング)から5秒遅れて総合7位でフィニッシュしている。
ファントールは、「夜の涼しいコンディションでは、(ペースは)とても良かったと思う」とSportscar365に語った。
「しかし、太陽が昇り気温が上がった途端にペースが落ちてしまった。タイヤのトラブルを防ぐために少し高めの内圧で走らなければならなかったんだ」
「もう少しで、2回ほど失敗するところだった。僕らはつねにその限界で戦っていた。だけど、メルセデスのオンボードビデオを見ると、彼らが低い内圧で走っているのが確認できた」
「つまり、彼らはその問題を抱えていなかったんだ。(ポルシェ911 GT3 Rは)エンジンが後ろにあるので、リヤタイヤにかかるストレスが大きくなる」
「結局のところ、僕たちには(優勝を争える)ペースがなかった。他のことも試したしクレイジーなオフシークエンスもやったけど、それには運が必要でうまくいかなかった」
「一方で、夜はのペースは期待できそうだった。でも、僕はスパのことをよく知っている。太陽が出るとコンディションがどれだけ変わるのかをね」
「グリップがかなり失われるんだ。他のドライバーたちも苦労しているようだったけど、僕たちはそれ以上だった」
■ダウンフォースを減らし、抜けるクルマに
オルセンは、KCMGのスパ戦を「浮き沈みの激しいレース」と表現し、ハードなチャージと車両およびレギュレーションの慎重なマネジメントを組み合わせた繊細なレースだったと語った。
2019年のIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ王者はSportscar365に、「スタートは本当に困難で、ポジションを上げなければならなかったが、トラックリミットの警告を受けないようにすることがすべてだった」と述べた。
「僕たちはできる限りうまく戦ったが、それは非常に困難なものだった」
「レースの中盤は落ち着いていたようだけど、終盤にまた激しくなった。その中で僕たちは単純にスピードが足りなかった」
「チームは素晴らしい仕事をしてくれたと思う。最初は66番手という、最高のスタート地点からはほど遠い場所にいて何を期待すればいいのか分からない状態だったんだ」
グリッド最後方からのスタートとなったことで、KCMGは決勝レースへのアプローチを変更することになった。
「レースに対するメンタリティーは皆少し変わったと思う。しかし僕たちは日和見的になり、チャンスを逃さないよう、あらゆる可能性に目を向けなければならなかった」とオルセンは語った。
「また、ダウンフォースレベルを落として直線スピードのあるマシンにセットアップした」
「総合的に見て、それは僕たちが持てる最高のパッケージだったと思う。結果として最高のポルシェとして終えることができた。少なくとも他の多くの人ができなかった場所でレースを終えた」
「それは僕たちがうまくやったことであり、チームはクルマを非常に良い状態に準備してくれた。全体的にはいい結果だったと思う。皆が素晴らしい仕事をしたおかげだ」
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