ホンダ アメイズ(Honda Amaze): 最上級モデルでも、ベーシックなダチア サンデロよりも安価だ。9,000ユーロ(約150万円)以下の新車?インドでは可能だ。ホンダが新型アメイズを投入した国だ。
倹約家の人々は、インドに羨望の眼差しを向けるかもしれない。なぜなら、インドでは信じられないほど手頃な価格の車、「ホンダ アメイズ」が新たに導入されたばかりだからだ。この小型セダンは、信じられないことに、コンフィギュレーターでは8,930ユーロ(799,900インドルピー=約150万円)相当から選択できる。
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11月初旬には、同じ価格帯の小型SUV「カイラグ(Kylag)」を投入し、話題を呼んだ。ちなみに、ドイツで最も安い新車は、三菱スペーススター(1万1,990ユーロ=約195万円~)である。
全長4メートル未満新型「アメイズ」は、すでに3世代目となる小型セダンだ。基本的な形状は、同じボディスタイルで販売されていた初代「シュコダ ファビア」を彷彿とさせる。全長わずか3,995mmという非常に狭い寸法のため、車が圧縮されたように見えることが原因かもしれない。デザインは「シュコダ キラーク」よりもクラシックだが、それでもモダンだ。
ホンダ アメイズのサイズは、全長3,995mm、全幅1,733mm、全高1,500mmだ。トランクの容量は416リットルだ。驚くべきことに、「アメイズ」は低価格にもかかわらず、すでに標準装備として十分な機能が揃っている。LEDライト(フォグランプを除く)や、リアパーキングセンサー、ヒルスタートアシスト、ワイヤレススマートフォン接続、ツートーンの装備などが標準装備となっている。一方、リヤウィンドウのデフロスターや外気温表示など、通常であれば標準装備と考えられるものも、3つのラインのうち真ん中のものからしか選べない。
最上級モデルでも1万1,000ユーロ(約180万円)以下最上級モデル「ZX」でも、1万819ユーロ(96万9000インドルピー=約175万円)相当だ。この価格帯の車としては、装備は充実している。14インチの鉄製ホイールではなく、アメイズには15インチのアルミホイールが装備され、ライトアシスタントが道路の適切な照明を確保し、オートエアコンが車内の温度を調整する。バックカメラ、ワイヤレススマートフォン充電器、Alexaとの統合も可能だ。
コックピットは素朴な印象だ。計器類は7インチのスクリーンに表示され、中央のディスプレイは8インチだ。
ホンダは「アメイズ」に排気量1.2リッターの4気筒ガソリンエンジンを搭載している。もちろん、ホンダのブランドを象徴するVTECだ。出力は90馬力、トルクは110Nmだ。トランスミッションに関しては、少なくとも選択肢がある。この小型セダンには5速マニュアルトランスミッションと7速CVTが用意されている。
9,000ユーロ(約150万円)未満で、ホンダの「アメイズ」は、素晴らしい価格で多くのものを提供している。ドイツにとどまらず、現在の世界の新車価格に詳しい人なら、このようなエントリーレベルの価格を目にしたときに、うらやましいと感じても仕方がないだろう。
Text: Katharina BerndtPhoto: Honda
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