レッドブルのセルジオ・ペレスはF1イタリアGP初日のフリー走行2回目でクラッシュ。ニュータイヤでの走行を試せなかったことで、十分な準備ができていない状態で予選に挑むこととなったという。
今回のグランプリは、試験的なフォーマットである代替タイヤ配分(ATA)での実施。そのため、スリックタイヤのセット数が削減され、予選の各ノックアウトセッションではそれぞれにタイヤコンパウンドが指定されている。
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通常よりもタイヤを試す機会が少ない中で、FP2でペレスはアルボレート(旧パラボリカ)でスピンを喫してクラッシュ。貴重な走行機会を逃すこととなった。
加えて、FP3ではペレスのRB19にオイル漏れが発生し、走行時間が限られたことでユーズドタイヤでの走行しかできず。後にチームはパワーユニットを以前使用していたモノへ交換している。
こうした状況の中、ペレスはQ1を5番手で通過すると、Q2では4番手。最後のQ3ではポールポジションを獲得したカルロス・サインツJr.(フェラーリ)から0.394秒差の5番手となった。
この結果に満足しているかと尋ねられたペレスは、次のように答えた。
「そうだね。FP3を逃して、基本的には手探り状態だったし、今回は予選前にニュータイヤを履くこともなかった。理想的な1日じゃなかった。でも仕方ないよね」
「マージンが小さかったことを考えると、僕らの準備は理想的じゃなかったと思う。初日はかなりペースが良かったけど、残念なことに、今回は自分たちの力を発揮することができなかった」
そしてペレスは次のように続ける。
「こういうことは起こりうる。ただ、FP3でマシンのセットアップに問題があって、状況が混乱してしまった」
「しかも残念なことに、エンジンにも問題があって、交換する必要があった。ちょっとひどかったね」
予選ではQ1でハードタイヤ、Q2でミディアムタイヤ、Q3でソフトタイヤと使用するタイヤが義務づけられ、それらに併せてマシンを最適化していくのは簡単ではなかったとペレスは言う。
「特に僕のように問題があった場合には、完全に盲目状態になってしまうし、Q3で初めてソフトタイヤを履くとなると常に一歩遅れてしまう」
そしてペレスは決勝に向けて、1周目のトラブルに巻き込まれないことを願っている。
「前にいた方が良いんだ」とペレスは言う。
「僕は3列目だから、トップ4までポジションを上げられると良いね」
「首位までポジションを上げたいとは思わないけど、それなりのところにいたい。決勝でそうできることを願っている。僕らにとっては集団についていけるか、レースペースを落とさず走れるか、タイヤを必要以上に使わないでいれるかが重要になる」
興味深いことに、フェラーリはレースペースで予選ほどの競争力がないという指摘をペレスは否定している。
「これまで見てきたモノとは違うね。でも決勝でどうなるか見てみよう。レースは長いからね」
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