TTサーキット・アッセンで行われたMotoGP第11戦オランダGPは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがポールポジションから先頭を譲らずに優勝。完勝といえるレースぶりだったが、本人としては転倒を恐れていたという。
バニャイヤはカタルニアGP、ドイツGPと転倒によるノーポイントが続いていた。
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そうした最近の転倒続きの状況から、今回のレース中に雨が降り始めた際には、”また”転倒してしまうのではないかと思い、怖かったと彼は認めている。
「怖かった。本当に怖かったんだ」
バニャイヤはレース後半に軽く雨が降った時のことを、そう語った。
「(設置されている)大型スクリーンを一度確認したときには、アレイシ(エスパルガロ/アプリリア)と青いバイクがグラベルに飛び出しているのが分かった」
「それで、ファビオ(クアルタラロ/ヤマハ)とアレイシだろうと想像して、ちょっと幸運だったなと思ったのは確かだ」
「それで『よし、少しリラックスできる。もっと落ち着いて自分のレースをしよう』と思ったんだ。でもベッツェッキ(マルコ・ベッツェッキ/VR46)とのギャップを確認すると、彼は常に食らいついてきていた」
「だからまたプッシュする必要があったんだ。レース後半でより落ち着けるよう、よりスマートにやれるようにアクセルを開いていく必要があった」
「だけどその後雨が降りはじめてしまった。雨粒を見た時にはちょっとスローダウンしてしまったけど、ベッツェッキはまたプッシュし始めていた」
「だから凄く難しかった。僕は再びクラッシュしてしまうことを恐れていて、大きな目標はレースを完走することだった。簡単なことじゃなかったけど、スマートにやろうと、限界を超えないようにトライしたんだ」
バニャイヤは雨粒が落ち始めた際は、実際よりも路面が濡れて滑りやすいと考えていたという。その点もベッツェッキにタイム差を縮められたよういんだったようだ。
「僕の問題は、雨を確認した時に実際よりも滑りやすいと思っていたことだった」と、バニャイヤは言う。
「これは雨が降りだした際にはそれが軽い雨でも、ティアオフシールドに入ってきてしまうのが問題なんだ」
「(視界が)クリアに見えなくなり始めてしまうんだ。それでティアオフを捨てたんだけど、コンマ5~6秒は失ってしまった」
「タイムをかなり失ってしまった。でもベッツェッキは雨なんて降っていないかのようで、僕を捕まえにきていた」
「雨が降っていると普段通りにはいかないから、激しいプッシュは無しだった。でも(その状況での)乗り方を見つけ出せたから、問題はなかった」
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