SROモータースポーツ・グループの創設者兼CEOであるステファン・ラテルによると、2020年シーズンのIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ最終戦に設定されているキャラミ9時間レースは、当初の予定から1週間遅れとなる11月27~29日に開催日程が変更される見込みだという。
昨年、シリーズ戦として初開催され2020年シーズンが2度目の開催となるIGTCキャラミ9時間。同イベントは当初、カレンダー上の“誤解”によりマカオグランプリと同じ週末に行われる予定となっていた。
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マカオグランプリでFIA GTワールドカップを開催するSROのボスが明言したスケジュールの変更は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて世界中に広がっている、モータースポーツイベントの中止や延期とは直接関連がないことが理解されている。
ただし、新型肺炎の影響で今週末の開催から11月11~14日にリスケジュールされ、現時点で2020年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦に置き換えられているセブリング12時間との新たな日程重複は回避された。
なお、例年夏までに発表される、FIA GTワールドカップがマカオグランプリに復帰するか否かのアナウンスは現段階で伝えられていないが、ラテルはSROが管理するふたつのイベントの衝突を避けるための対策はすでに講じられていると述べている。
「私はマカオを脇に置いているわけではない。そのような考えは一切ない」とラテルはEndurance-Infoに語った。
「このレース(FIA GTワールドカップ)は鈴鹿10時間耐久レースと並び、アジアで行われるGTレースのなかでもっとも重要なイベントのひとつだ」
「そのためにインターコンチネンタルGTチャレンジのフィナーレイベントを、マカオと衝突しないよう延期することにしたんだ」
全5戦からなる2020年のIGTCは新型コロナウイルス感染症の影響がもっとも小さいチャンピオンシップのひとつになる可能性がある。同シリーズは2月初旬に、すでに第1戦バサースト12時間が終了しており、7月25~26日に行われる次戦スパ24時間までレースが予定されていない。
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