2024年8月22日、ロータス・カーズは同社初のエレクトリックGT(グランドツアラー)となる「エメヤ(EMEYA)」を日本初公開し、受注を開始した。デリバリーは、2024年末から開始予定だ。
リアにハッチゲートを備えた5ドア セダン
エメヤ(EMEYA)は、エレクトリック ハイパースポーツカーの「エヴァイヤ」、エレクトリック SUVの「エレトレ」に続く、ロータスのBEV第三弾となるエレクトリック GTだ。ロータス車のネーミング流儀で「E」から始まるその車名は、「ロータスがこの新しいクルマに抱く野心とコミットメントを体現するために」選ばれたという。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
エメヤはロータス車としては、1990年代のオペル オメガをベースとしたロータス オメガ、前述のエレトレに続く、3台目の4ドア モデルとなる。正しくはリアにハッチゲートを備えた5ドア セダンになるのだが。全長は5.3mあまり、全幅は約2m、ホイールベースも3mを超える堂々たるサイズだ。空気の流れをスムーズにし、クラストップレベルのダウンフォースを生み出す、アクティブ エアロダイナミクス機能を搭載し、ドライバーは環境に合わせてドライビング体験を調節できる。
インテリアの素材では、二酸化炭素排出量削減のため、新しいリサイクル繊維の高級糸であるワイロン・トゥルーサイクルドを自動車メーカーとして初めて使用している。また、ドライバーと直感的にコミュニケーションするアンビエント照明機能を備える。たとえば、電話の着信があるとダッシュボードのエレメントがパルスを発してドライバーに知らせ、充電時にはフローティング ダッシュボードのアンビエント照明がグリーンに変化する。ドアの開閉はパワーアシストで、運転席のドアは乗り込んでブレーキペダルを踏むと閉まる。またセンサーにより、車両が破損する恐れがある場合はドアは開かない。
リアシートはセパレートの2人掛けとベンチタイプの3人掛けを設定。ベンチタイプのシートバックは分割可倒式だ。トランク容量は、セパレートでは426L、ベンチタイプでは509Lで、ベンチタイプのシートバックを全倒すれば1388Lまで拡大する。フロントにも充電機器などを収納できる31Lのスペースが備わっている。
日本仕様は3グレード。トップグレードの0→100km/h加速は2.78秒!
日本仕様のエメヤは、エメヤ/エメヤS/エメヤRの3グレードを設定。いずれもパワートレーンは2モーターの4WDだ。システム最高出力と最大トルクは、エメヤとエメヤSは450kW/710Nm、エメヤRは675kW/985Nmを発生する。0→100km/h加速と最高速度は、エメヤとエメヤSは4.15秒と250km/h、エメヤRは2.78秒と256km/hというパフォーマンスだ。
それでもWLTP複合モードの航続距離は、エメヤとエメヤSは500−610km、エメヤRは435−485kmとなっている。日本仕様では、200Vの普通充電とCHAdeMO方式の急速充電に対応する。400kW(600A対応)のDC急速充電器を使えば、14分で10%から80%まで充電することができ、10分で最大310kmの航続距離を得ることができる。
安全装備では、2つのNVIDIA DRIVE Orin システム オンチップ(SoC)は、データを1秒間に最大30回処理することが可能で、34個の最新鋭サラウンドセンサーが360度全方位で見守り、4つのライダー、18のレーダー、7つの8mpカメラ、そして5つの2mpカメラにより、低照度や悪天候でも、車両の周囲半径200mまでの障害物をあらゆる方向にスキャンし、安全性を確保する。また今後予想される車両周辺の環境を予測し、最適な軌道を探し出す。
さらに、新機能や新サービスを含むOTA(オーバー・ジ・エアー)アップデートにより、継続的な車両の改良に取り組んでいる。今後、各マーケットの規制が進む中、ロータスは、OTAアップデートによりハードウェアの一部をアクティブにすることが可能だ。エメヤのグレードと車両価格(税込)は、以下のとおりだ。
エメヤ:1634万円
エメヤS:1793万円
エメヤR:2268万2000円
前述のように、日本仕様のデリバリーは2024年末から開始予定。エレクトリック SUVのエレトレも日本仕様のデリバリーは間もなく始まる予定で、日本市場においてもロータス車の電動化は加速していきそうだ。
なお、2024年8月23日(金)~9月1日(日)の11時から19時まで、東京・青山の「THE PLAYHOUSE(東京都港区南青山5-8-5)」ににおいて、「エメヤ ポップアップストア」が開催される。ロータス初のエレクトリック ハイパーGT、エメヤの実車をいち早く見たい人は、ぜひ行ってみてはいかがだろうか。
ロータス エメヤR 主要諸元
●全長×全幅×全高:5319×2005×1464mm
●ホイールベース:3069mm
●車両重量:2575kg(ドライバー75kg含む)
●モーター:交流同期電動機×2
●システム最高出力:675kW(918ps)
●システム最大トルク:985Nm(100.4kgm)
●バッテリー総電力量:102kWh
●WLTP複合モード航続距離:435−485km
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:前265/40R21、後305/35R21
●車両価格(税込):2268万2000円
[ アルバム : ロータス エメヤ はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?