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ゲームの中だけに存在する1000馬力超えの怪物フェラーリ! 「ビジョン・グランツーリスモ」は単なる夢物語じゃない可能性もある

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ゲームの中だけに存在する1000馬力超えの怪物フェラーリ! 「ビジョン・グランツーリスモ」は単なる夢物語じゃない可能性もある

 この記事をまとめると

■フェラーリが同社初の仮想スポーツカー「フェラーリ・ビジョン・グランツーリスモ」を発表

「アイツのは中古だ」「安いモデルだ」スーパーカー社会のヒエラルキーは存在するのかフェラーリオーナーに聞いた

■1030馬力の3リッターV6ターボとトータルで326馬力を発揮する3基のモーターを搭載するとされている

■ゲーム「グランツーリスモ」のためにデザインされたモデルだが、プロダクション化も夢ではないかもしれない

「グランツーリスモ」にフェラーリの仮想スポーツカーが降臨

 フェラーリは、同社としては初となる仮想スポーツカー、「フェラーリ・ビジョン・グランツーリスモ」を発表した。

 これはビデオゲーム「グランツーリスモ」シリーズのためにデザインされたものだが、ボディサイドには2022年がフェラーリの創立75周年にあたることを意味する、「75」番のゼッケンがあしらわれている。

 2022年はまた、フェラーリがスポーツカーレースのトップカテゴリー、世界スポーツカー選手権に参戦して50周年にあたる年でもあった。そして彼らは、まさにそのときを狙っていたかのように、翌2023年からLMDhマシンをWECシリーズに投入することを決断。じつに50年ぶりにF1以外のカテゴリーでワークスチームが組織され、そして世界のトップチームと戦うことになるわけだ。

 こちらのマシンは「499P」と呼ばれ、ゼッケンは「50」と「51」。

 前者は先に触れた50年ぶりの復帰を、後者は主要なGTレースで近年フェラーリが好んで使用するナンバーだ。

 ファンはフェラーリ創立75周年モデルとしての製作を願う

 この499Pも、ビジョン・グランツーリスモも、そのメカニズムの構成は同一であるとされる。すなわち、ミッドに搭載されるエンジンは、約3リッターの排気量が設定されたV型6気筒ターボで最高出力は1030馬力以上。さらに、左右のフロントホイールとリヤアクスルにはエレクトリックモーターが搭載され、こちらはBoP(性能調整)による速度域内では3基のトータルで326馬力を発揮してエンジンをサポートする。

 ちなみにこのハイブリッド技術には、フェラーリがこれまでF1で培ってきたものが生かされている。

 組み合わせられるミッションは8速のDCT。乾燥重量は1250kgに抑えられているというから、その運動性能は現実の世界においても、確実に世界の頂点を意識させられるものになるだろう。

 フェラーリによれば0-100km/h加速は2秒以下。最高速は350km/h以上のパフォーマンスを想定しているというが、それを実際に創立75周年のアニバーサリーモデルとして製作してほしいと願うカスタマーもきっと大いに違いない。

 あらためて考えてみれば、限定生産を前提としたスペチアーレの前作、ラ フェラーリの誕生からは、すでにかなりの時間が経過してしまった。このビジョン・グランツーリスモは、当然のことながらシングルシーターとして設計されているが、その問題さえ解消すれば、プロダクション化という夢も無謀ではないような気もする。フェラーリの英断に大いに期待したいところだ。

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みんなのコメント

2件
  • グランツーリスモは10年以上前に楽しんだが、やっぱり実車の方が何十倍も
    楽しいです。まあー1000㏋はチューンすれば可能だが、600㏋まで上げ
    れば十分楽しめます。音と言い、振動と言い、匂いと言い、鬼の様な加速と言
    い、どれを取っても最高です。NISMO大森工場は最高の改造屋ですよ。
  • VisionシリーズはレッドブルX2010やNISSAN CONCEPT2020みたいに実物大モックアップが製作されたりGT by Citroenみたいに市販化が検討されたりと決して空想の車じゃないんだよね。
    大半の車両はその気になれば実現可能っていうところが人気の秘訣なんだと思う。
    まぁさすがにナイキが発表したNike One 2022は無理だろうけど…。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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