もくじ
ー 350万人が楽しむ「eレース」
ー eレースにしかできないこと
ー なぜポルシェが積極的なのか
F1 2018、頭上のアレ 名前は「ハロ」 ダサい? 視界は? 材質は?
350万人が楽しむ「eレース」
2018年11月30日に行われた、ポルシェ・ジャパンの2019年モータースポーツ活動発表においての、eスポーツでのポルシェのワンメイクレース「ポルシェEレーシング・ジャパン」開催の告知は、大きなトピックとなっている。
その会場で行われた、ポリフォニー・デジタルのプレジデント、山内一典とポルシェ・ジャパン代表取締役社長の七五三木敏幸のトークショーの発言から、eレースとは何か、ポルシェ・ジャパンのeレースに対する取組みを探ってみることにしよう。
コンピューターゲーム上で争われるスポーツとして、様々なスポーツのジャンルにおいて、世界的な盛り上がりを見せているeスポーツ。その中でのレースカテゴリーとなっているのがeレースだ。
トークショーに登壇した山内の元にも、6年ほど前からFIAから「モータースポーツの未来のひとつのありかたを考えたい」という話があったという。
その後5年の歳月をかけ、去年の年末からeスポーツをスタート。トークショーの前には、モナコで初のワールドファイナルが開催されている。
山内によると、グランツーリスモスポーツの全体のユーザーは600万人ほどで。その中の350万人ほどがオンラインのeレースを楽しんでいるという。
ワールドファイナルでは、その350万人の中の各地域のトッププレイヤーが集まってネーションズカップという国別の対抗戦とマニュファクチャラーシリーズというふたつの選手権を争ったという。
eレースにしかできないこと
「ドライビングシュミレーターとしての精度などには自信をもっていたんですけど、実際そこで行われていたレースというのは、そのまま本物のモータースポーツだったんですね。僕らにとってもすごく大きな驚きでした」と山内一典はいう。
「シミュレーターの中の世界なので、タイヤ摩耗や燃料の消費が通常の10倍みたいな形のレースも可能なんですね」
具体的にはどういうことなのだろうか?
「2時間から3時間でのレースでないとでてこないストラテージ、戦略みたいなものが15~20分のレースでも表れてくる。例えば3ℓの給油に1秒かかるとして、ピットストップでもう3ℓ入れようと思うと1秒増えちゃうわけです」
「そうすると選手達は自分のトラックポジションを守るのか、守らいないのか、いろんなことを考えながらレースをマネージメントしていかなければならない。もちろんタイヤも、ソフト、ハード、ミディアムをどの順番で何周ずつ使うのか、とか。そういった本物のモータースポーツをグッと凝縮した形で戦いが行われた、それは白熱したドラマチックなレースでしたね」
eレースでのレースの展開はリアルなレースそのもの。ではドライビングではどうなのだろうか?
なぜポルシェが積極的なのか
「(実際のドライビングも)ある種イマジナリーな世界で行われているんですよね。景色の変化、G、ステアリングの手ごたえの変化がある。それを認知して、何らかの形で次の操作に移るんですけど、そもそも認知してから反応するまで時間的な遅れがあるので、実はこれは未来の操作をしているんです」
「そこをどれだけうまく組みたてられるかというのが、パラダイム、早く走るためのコツなんですが、ドライビングのフローというか流れはバーチャルでもリアルでも同じなんです」
モータースポーツの入門としても、以前から言われていることだが、すでにレースを走っているひとのレースシュミレーションとしても活用可能。もちろんリアルなレースに参加せずとも十分に自動車レースの魅力を味わうことができるのも、eレースの魅力となっている。
レースの臨場感はリアルなレースと同様ながら、実際の車両を使用しない(つまり車両の購入はしない)eレースの開催をポルシェ・ジャパンが積極的に表明したのは何故なのか?
その問いに答えるために、最後にポルシェ・ジャパン代表取締役社長の七五三木敏幸はこういう。
「わずかな操作の違いで大きな差がつくというあたりが、実際のモータースポーツと変わりないんじゃないかと思っています。われわれとしても、ポルシェのDNAを生かせる、モータースポーツの1分野として取り組んでいきたいと考えています」
「沢山のひとたちにモータースポーツを体験して欲しいですし、シミュレーションでもぜひポルシを体験して欲しい」
「2019年はeスポーツに対して強力な取り組みをしていきたと思っています。(実際のレースに加え)こちらも皆さんにご期待いただきたい。そしてモータースポーツ・シーンを盛り上げていきたいと思っています」
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