吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL31 - Auto Prove
ランボルギーニで最大のヒットとなった「ガヤルド」の後継車として、2014年のジュネーブショーでデビューしたランボルギーニ・ウラカン。日本では2014年7月にデビューしています。
「ガヤルド」はランボルギーニで最もコンパクトモデルということで「ベビー・ランボ」と呼ばれていましたが、「ウラカン」ももちろんそれを踏襲した2代目ベビー・ランボ。とはいえ、全長&全幅は、少し大きくなっているので、ベビーというよりは、「チャイルド・ランボ」ぐらいなのかも。
全高は同じでサイズアップされたせいか、「ガヤルド」より少し低く見えるのは私だけでしょうか。ちなみにサイズは全長4459mm×全幅1924mm×全高1165mmです。また、エンジンは5.2L V型10気筒NAエンジン。4WDを採用しているあたりは、アウディ譲りなのかも。
ルーフのデザインなどは、日本の「折り紙」からインスパイアされたもの、とのことですが、車内のインテリアも多角形モチーフが満載です。ハンドルも下側がスパっと直線的にカットされているし、スイッチ系も言われてみれば折り紙っぽいような…。とはいえ、むしろそのスイッチ類に囲まれた感じは、ガンダムやロボット系の操縦席のようで、男性はもちろん、女性もアトラクション気分でテンションがアガるはず。「スポーツカーが苦手」という女性でも、ウラカンはある意味別モノかもしれません。
個人的には、ハンドル左側スポークにあるウインカースイッチも面白い! 矢印を左右に動かしてウインカーを点滅させるのですが、この動きはバイク式なのだとか。バイク…私は昔、友達から借りた原付バイクを壁に激突させ、前のカゴを変形させてしまったという苦い過去があり、以来バイクは未知の世界。そのせいか「バイクみたい」と言われると、なんとなくアウェーな感じがします。
ちなみにハンドル右側のスポークには、ウインカースイッチ同様、ワイパーのスイッチが装備されていたり、ハンドル下部分には、走行モードを変えるスイッチがあります。ヴィヴィッドな赤をハザード、走行モードのスイッチ、スタートスイッチなどのポイントとして使っているのもおもちゃ感をさらに高めて楽しい。また、ハンドル奥のスピードメーターの隣にはカーナビが装備され、これもまた新鮮です。
とはいえ、運転してみると「スーパーカー」ということを忘れてしまいそうなほどスムーズ。ランボルギーニ初という7速デュアルクラッチのトランスミッションのおかげのようですが、まさに五感で「ウラカン」を満喫できます。
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