DSペンスキーは、フォーミュラEポートランドePrixのフリー走行中、許可されていないスキャナーを使用したとして、土曜日のレースでストフェル・バンドーンとジャン-エリック・ベルニュ両名にピットスタートのペナルティが下った。
これについてバンドーンはペナルティを受け入れるものの、ライバルから「データを盗む」つもりはなかったと語っている。
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スチュワードの通達によると、DSペンスキーはピットレーンに非接触でタグを読み込むRFIDスキャナーをピットレーンに設置したことで「莫大かつ不当なアドバンテージ」を得たため、ペナルティの対象となった。
当初はライバルがどのタイヤを履いているかという情報を得るためにスキャナーが使用されていたとされていたが、修正版ではタイヤに関する記述は通達から削除され、単に「全車からライブデータを収集した」と記載された。
12位でポートランドePrixをフィニッシュしたバンドーンは、DSペンスキーはカメラマンを雇ってライバルと同じようなことをしていただけだと強調したが、ペナルティは当然だと認めている。
「本当に酷い週末だった」
バンドーンはmotorsport.comにそう語った。
「みんな超ハードに準備をしているし、ここへ来てピットレーンからのスタートになるなんて、僕らが望んでいたことじゃない」
「僕らがやったことは、明らかに間違っていた。でも、みんなが言っている『僕らが他チームからデータを盗もうとしている』という話は正しくない」
「僕らがやったこととは違う。他の人たちがどんなタイヤセットを使用しているかチェックしようとしただけで、普通のカメラでもできることだ。他のチームはそうやっていて、ピットレーンにカメラマンを配置している」
「僕らは賢い方法、あるいは簡単な方法を見つけたけど、そのために大きな代償を払うこととなった」
「僕らはその決定を受け入れるし、決定を覆すこともできない。でも間違った見解が伝わってしまっている」
DSペンスキーのふたりは、レース序盤に2度のセーフティカーが出動したことで、ピットスタートながらも集団に追いつくことができた。
最終的に11位となったベルニュだが力強いレースを展開。レース後半にコースオフを喫するまでは4番手までポジションを回復していた。
一方で、バンドーンは32周のレースを通してトップ10圏内に入ることができず、1月のディルイーヤePrix以来のワーストフィニッシュを記録した。
バンドーンは結果として、ピットスタートがチームの結果に大きく影響したとは感じていないと語っている。
ポートランドePrixでは特に終盤までエネルギー残量をいかに節約するかが重要視され、レースペースは予選ペースからかなり遅いモノだった。
「僕らよりも良い仕事ができている人はいる。こういうレースでは、ジャガーやポルシェが常に上位にいる」
「なぜだかは完全に分かっている訳ではないけど、純粋なペースが重視されるレースではセーブすることが少なくて、もう少し上手くいくものだ。でも混沌としていて、ポジションを上げるためにエネルギーが必要な時は、それができていないようだ」
「間違いなく、僕らは満足していない」
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