F1カナダGPでメルセデスは週末を通して速さを見せ、決勝レースでも今季ベストリザルトを記録。ルイス・ハミルトンも4位と好結果を手にしたが、ドライバー個人のパフォーマンスとしては「お粗末だった」と語った。
メルセデスは今年、シーズン開幕からレッドブル、フェラーリ、マクラーレンの後ろ4番手チームのポジションに甘んじていたが、カナダGPではジョージ・ラッセルが予選で今季初のポールポジションを獲得した。一方でハミルトンはフリー走行での勢いを予選に持ち込むことができず、7番手から決勝を迎えた。
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雨が降ったり止んだりと荒れた展開となったレースでハミルトンは、前半こそアストンマーティンのフェルナンド・アロンソを抜きあぐねていたが、1回目のセーフティカー出動のタイミングでピットに飛び込むとタイヤ交換作業でアロンソを交わし、トップ集団に追いつくことができた。
レース後半に出動した2回目のセーフティカーでもメルセデス勢はピットストップを敢行し、ハミルトンはコース上でマクラーレンのオスカー・ピアストリ、そしてラッセルを交わして3番手に浮上することができた。
しかしラッセルはハミルトンに猛反撃。レース最終盤に最終シケインでハミルトンのインを差し、3位表彰台を掴み取った。ハミルトンは4位に終わったが、ハミルトンは中国GPスプリントでの2位を除けば今季初のトップ5入り。メルセデスとしても、今季初の表彰台をラッセルが獲得した。
ただハミルトンは、自身のパフォーマンスが良くなかったと考えている。
「(カナダGPは)週末を通して、僕のパフォーマンスが本当にお粗末だった」
ハミルトンはSky Sports F1にそう語った。
「昨日は他の要因もあったけど、ほとんどは自分自身によるモノだった。僕がドライブした中で最も悪いレースのひとつだった。ミスを沢山犯した」
「でももちろん、もっと良い予選だったら(決勝でも)もっと良いポジションにいただろう。しょうがないことだ。だから、僕は基礎に立ち返りたいと思う」
ハミルトンはそう肩を落とすものの、メルセデスが新しいフロントウイングでマシンパフォーマンスを向上させ、チームとして一歩前進することができたと語った。
「ファクトリーのみんなには本当に感謝している。戦えるマシンになったんだからね」とハミルトンは言う。
「残りのシーズンに向けて、それは本当にポジティブなことだ」
「アップデートがいくつか投入されるし、それに結果がついてくるといいね。接近戦になるだろうし、上手くやれば、僕もどこかしらでもっと良い結果を残せるはずだ」
「今週末のマシンは、勝つことができたと思う。だからあまり良い気分じゃないんだ。でもポイントを手にし、努力を続けていくよ」
またカナダGPでの改善点について訊かれたハミルトンは次のように答えた。
「ミスの少ない、もっと良い走りができたはずだ」
「フェルナンドの後ろに詰まっていたから、何もできなかった。週末を通してミスが多かったけど、パフォーマンスに関してポジティブな面も沢山あった。次戦は改善していきたい」
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