■ ESから採用が始まったデジタルアウターミラーのオプション価格は?
レクサスは2021年8月26日に「ES」のマイナーチェンジモデルを発売しました。現行モデルのESは2018年に登場。量産車として世界初の「デジタルアウターミラー」を設定するなど、先進的な装備を搭載したハイブリッドセダンとして話題となりました。
【画像】レクサス新型「ES」最上級仕様の全容を見る(25枚)
そんな新型ESですが、デジタルアウターミラーも含め設定されているオプションをすべて装着した仕様は、果たしていくらになるのでしょうか。最上級グレードで選択可能なメーカーオプションをすべて装着した仕様で見ていきます。
新型ESのグレードは、車両価格599万円(消費税込、以下同様)の「標準グレード」、651万円の「Fスポーツ」、そして715万円の「バージョンL」という3グレード展開となります。
最上級グレードのバージョンLでは、高級感のあるセミアニリン本革シートやアンビエントイルミネーションなどが装備され、新型ESの持つ上質な雰囲気を存分に味わえる仕様となっています。
今回は、バージョンLに装着可能なメーカーオプションをすべて装備した仕様を見ていきます。
まず新型ESのなかで特徴的なオプション装備といえるのがデジタルアウターミラーです。ドアミラーの代わりに小型カメラを搭載し、その映像を車内のディスプレイから確認する仕組みとなっています。
前述のとおり量産車で世界初の採用となった装備ですが、2018年の初登場時から改良が重ねられていて、今回のマイナーチェンジでは「デジタルインナーミラー」とあわせてカメラ性能を向上。
ノイズ感を低減してクリアな映像を実現したほか、LEDライトのちらつきによる煩わしさを低減したといいます。それぞれのオプション価格について、デジタルアウターミラーは22万円、デジタルインナーミラーは11万円です。
また、車内を臨場感のある音で満たすオプション装備として設定されているのが「“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム」です。
ショルダーラインの高さに、キャビンを囲むようにして同じ性能を持つ7つのUnityスピーカーを配置。すべての席でスピーカーからの位置が耳に近くなることで、クリアな音源を直に感じられる仕様になっているといいます。
また、圧縮された音楽ファイルの低音・高音の補完にも対応するということです。価格は24万3100円に設定されています。
※ ※ ※
今回新型ES バージョンLで選択したメーカーオプションは全部で6つです。そして、ディーラーオプションとして定番となるフロアマットを追加すると、装備されるオプションは次のようになります。
●メーカーオプション(総額:64万7900円)
・リヤスポイラー(3万3000円)
・おくだけ充電(2万4200円)
・“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム(24万3100円)
・デジタルアウターミラー(22万円)
・デジタルインナーミラー(11万円)
・寒冷地仕様(1万7600円)
●ディーラーオプション
・フロアマット タイプA(9万9000円)
以上の装備を選択した新型ES バージョンLの総額は、789万6900円となりました。
さまざまなオプション装備が設定される新型ESですが、デジタルアウターミラーはホンダ「ホンダe」に装備される程度と市販車での採用例がまだ少なく、レアな最先端アイテムとなっています。
新型ESのメーカーオプションのなかでも、ぜひ装着を検討したい装備になっているといえるのではないでしょうか。
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