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ホンダ新型SUV「ZR-V」は2023年4月にデビュー! スマッシュヒット間違いなしの理由を解説します

掲載 更新 32
ホンダ新型SUV「ZR-V」は2023年4月にデビュー! スマッシュヒット間違いなしの理由を解説します

CR-Vとヴェゼルの中間を埋めるZR-Vに期待が膨らむ

 2022年7月14日、ホンダの新型SUV「ZR-V(ゼットアールブイ)」のスタイリングがティザー公開された。そのスタイリングは兄弟車のCR-Vやヴェゼル(海外名:HR-V)の血脈を匂わせながらも、内外装において洗練されたデザインは『異彩解放』のグランドコンセプトをもとに、エレガントなプロポーションと開放的でありながらも機能的でパーソナルな居住性が見事に創出されている。

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 当初、2022年秋に発売される予定であったZR-Vだが、慢性的な半導体不足に加えて不安定な海外情勢も重なり、ホンダに限らず新車の納期が大幅に遅延するなかで、2023年4月21日に発売することを発表した。

走れるSUVとして期待が高まる

 すでにホンダはZR-Vのプロトタイプ仕様のメディア向け試乗会を開催しており、“走りが楽しめるSUV”として高い評価を得ている。それは開発テーマである『自在に操る自信と余裕』を重きに置き、ドライバーの意思がそのまま挙動に直結するようなクルマと一体になれる走りを実現した結果の評価だ。併せて不要なクルマの動きやノイズを徹底的に抑え、タイヤが路面を常に捉える高い接地性と安心感、そして静粛性にも優れる高次元のドライバビリティを具現化している。

 さらにヒールポイントからヒップポイントの高低差を小さくすることでドラビングポジションや運転のしやすさに寄与する爽快な視界を徹底的に追求。視線移動時の『流れを乱さない』、『流れを切らない』、『挙動をつかみやすくする』という3つのポイントに、自車の向きや車両感覚を把握しやすい基調線をクルマの内外に用い、内外装において運転のしやすさにつながる工夫が凝らされている。

ZR-VはホンダSUVシリーズのベストバイになる

 現在、ホンダのSUVシリーズ(国内)にはフィットベースの「ヴェゼル」[全長4330×全幅1790×全高1580mm(1590mm※e:HEV Z/e:HEV PLaY)、ホイールベース2610mm)]と先代(10代目)シビックから採用された新世代プラットフォームを持つCR-V[全長4605×全幅1855×全高1680mm(1690mm※4WD)、ホイールベース2660mm]がラインアップされている。

 そしてZR-V[全長4570×全幅1840×全高1620mm、ホイールベース2655mm]は、ヴェゼルでは小さ過ぎるが、CR-Vでは大き過ぎるというユーザーの声に応えたかのような、その中間を埋めるちょうどいいサイズ感がヒットの予感(サイズ的にはCR-Vに近いのだが……)。2022年4~9月におけるヴェゼルの新車登録台数が2万2193台(登録車ランキング14位)と、好調に販売を伸ばすなかでCR-Vは苦戦を強いられており(2021年登録台数4452台)、そこで起死回生を狙うのがZR-Vとなるわけだ。

 もちろんZR-Vの魅力はサイズ感だけじゃない。フロントマスクの押し出しの強さはヴェゼルに倣うが、横基調を意識したヴェゼルに対してZR-Vは存在感のある縦型のバーチカル(垂直)グリルを採用。シャープで横長なヘッドライトにはスクエア型のプロジェクターLEDのほか、L字型LEDポジション&シーケンシャルウインカーまでが奢られる。またリヤビューはボディ下回りにボリュームを持たせながら上部に向かい滑らかに絞り込むシルエットとすることで、ドッシリ安定感のあるSUVらしいプロポーションは群雄割拠のSUV市場にあって国産車はもちろん欧州勢も脅かす存在感となりそうだ。

 それはエクステリアだけに止まらず、上質さが格段に向上したシビック譲りのインテリアにも表れている。左右に広がるインストルメントパネルにはパンチングメタルのエアコンアウトレットを融合させ、先進性と上質な室内空間を演出。運転席と助手席の間にはハイデッキセンターコンソールを備えることで、スポーツカーを彷彿とさせるようなパーソナル感も所有欲をくすぐるポイントだ。

e:HEVとガソリンの各仕様に2WDとAWDをラインアップ

 パワーユニットはシビックe:HEVで新開発された2.0L直噴エンジン+2モーター内蔵電気式CVTの『スポーツe:HEV』をSUVに初搭載。従来のe:HEVに対して燃費、排気ガスのクリーン性能、静粛性をそれぞれ向上させるとともに市街地から高速道路、ワインディングなどさまざまなシーンで上質かつ軽快な走りを提供してくれる。もちろんガソリンモデルも設定され、1.5L直噴VTECターボ+CVTによる走りは2.4Lエンジンに匹敵する低速トルクによる力強い加速感と高回転域まで淀みなくパワーが増大するリニアな出力特性によって、ファン・トゥ・ライドを享受できる。

 また、e:HEV、ガソリンモデルともに2WD(FF)とリアルタイムAWDを全タイプに設定。このリアルタイムAWDは前後駆動配分の最適化により、雪上や滑りやすい路面でも安心感の高いドライビングが可能になり、加えてドライブシーンに合わせて「SPORTモード」、「NORMALモード」、「ECONモード」、「SNOWモード」(※国内ホンダSUVに初採用)を選択することができる。アウトドアやウインタースポーツシーンで活躍することが求められるSUVだけに、このリアルタイムAWDの存在は大きな武器となるはずだ。

 もちろん安全運転支援システム「Honda SENSING」(ホンダセンシング)は最新機能を装備。約100度の有効水平画角を持つ広角カメラと高速画像処理チップにより、衝突軽減ブレーキ(CMBS)などにおける対象物の検知精度を向上。ほかにも前後バンパー4カ所ずつに設けられたソナーセンサーを高精度化することで近距離における外壁やガラスなどを検知し、踏み間違いなどによる誤発進の抑制や衝突回避に貢献してくれるなど、充実の安全運転支援装備も備わる。なお、車両本体価格(消費税込)は294万9100円(X・FF)~411万9500円(e:HEV Z・4WD)となっている。

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みんなのコメント

32件
  • SUV感もなくラグジュアリー感もなく実物を見たが普通でした。値段はお手頃、ホンダのエンジン/ハイブリッドは好きですが最近のデザインが普通すぎて!1〜2年したら古く感じる。普通で良い方が買う感じですね。
    トヨタを褒める訳ではないが最近のトヨタはチャレンジ心が凄いと感じる。
    チャレンジのホンダはどこにいったのかな?
    間違いなくSUV販売台数一位にはならない
  • 排気量少なめで幅ばかりデカい車だれが
    乗るんだよ。
    都内や街の中、住宅街じゃすり替えも不便。
    駐車場も邪魔、コンビニの駐車場はみ出して
    止める奴いそう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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