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レーシング・ポイントF1、2019年型マシンは昨年型とパーツを共有。開発が止まらないよう“費用対効果”を重視

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レーシング・ポイントF1、2019年型マシンは昨年型とパーツを共有。開発が止まらないよう“費用対効果”を重視

 スポーツペサ・レーシング・ポイントF1チームのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは、2019年型マシンには2018年型マシンのパーツをいくつか使用していると明かした。その理由は、2018年の夏の時点でチームを取り巻いていた状況が不透明だったことにあるという。

 レーシング・ポイントF1の前身であるフォース・インディアは昨年、2019年仕様のマシンのデザインが始まる時期に、チーム存続のために奮闘していた。

スポーツペサ・レーシング・ポイントF1が2019年型マシンのカラーリングを公開

 フォース・インディアの活動資金は不足していたが、その状況のまま次のシーズンのマシン開発を始める時期が来てしまった。そのためグリーンや彼が率いる部門には、コストパフォーマンスの高い方法で2019年マシン開発を始める以外の選択肢はなかった。

 これについてグリーンは、次のように話した。

「新しいマシンは2018年型マシンのパーツをいくつか使用している。また、昨年仕様のシャシーを(2019年の規則に合うように)修正した。それゆえもう一度ホモロゲーションを受ける必要がある」

「これは、チームの将来がまだ不透明だった昨年の6月という、早い時期に下さなければならなかった最大の決断のひとつだった」

「2018年シーズンを通して開発を続けるために、我々は最も費用対効果の高いやり方を見つけなければならなかった。そして、できる限り2018年マシンのパーツを使用するという決断を下したのだ」

「チームの将来がどうなるのかを待っている間に、開発を止めることは避けなければならなかった。というのも、それが2019年シーズンの競争力に非常に大きな打撃を与えるかもしれなかったからだ」

「振り返ってみれば、良い決断をしたと我々は考えている」

 今では適切な資金提供を受けることができており、レーシング・ポイントは差し支えないペースで2019年型マシンの開発作業を行えるはずだ。さらにグリーンは、早い時期に多数のアップデートを計画していると明かした。

「我々は、(バルセロナテストで)必要とされる結果を出せると信頼できるマシンを製作してきた」

「マシンのローンチに向けてやらなければならないことをやってきた。可能な限り最大のパフォーマンスを見出し、それを開幕戦で発揮するために、我々は作業をしてきたのだ」

「開幕戦でのアップデートを予定している。おそらく、その次は2、3レース後になる」

「第5戦スペインGPで大きく前進するために、これらのアップデートは極めて重要な変化となるだろう」

「(序盤のフライアウェイ連戦を終えて)ヨーロッパに戻る時までには、願わくばきちんとした開発のためのプラットフォームを設けたい」

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