フジタエンジニアリングのアフラックスGT3キットで片側+65mmの迫力ボディ!
FD3S歴10年のオーナーが手がけるサーキットスペック
「名門フジタエンジニアリングのデモカー的存在のRX-7!」セントラルサーキットを1分23秒4で周回する真紅のFD3S!【WEBホットマシン】
ロータリーチューンの老舗「フジタエンジニアリング」が手がけるアフラックスGT3エアロキットを装着し、エンジンのみならず足まわりや内装までキッチリと仕上げられた美しい真紅のRX-7。
オーナーの川人勝さん(31才)は、RX-7(FD3S)歴10年というベテランだ。現在の愛車は6年ほど前にに購入した2台目で、街乗りからサーキット走行までこれ1台でこなす。最近は年に1~2回のペースになったということだが、ホームコースのセントラルサーキットでは1分23秒4をマークするほどの実力者だ。
そんなサーキットアタッカーが駆るFD3Sの心臓部は、フジタエンジニアリングにてニュルスペックと呼ばれるポート加工にTO4Sタービンをセットした耐久性重視の仕様となる。ベストな状態をキープするため、季節ごとにECUのリセッティングを行うほどの拘りようだ。
また、インタークーラーとラジエターは流行のVマウントとはせず、それぞれのコアにフレッシュエアを効率よく導かれるよう上下にズラしてマウント。フジタエンジニアリングで言うところの「オフセットマウント」を採用する。
フロントバンパー、サイドステップ、前後フェンダー、GTウイングに至るまで、外装パーツは全てフジタエンジニアリング製で統一。なお、このエアロシステムはフジタエンジニアリングがWTAC仕様として世に送り出したタイムアタッカー向けの作品だ。この車両では空力特性を追求して、フロントバンパー下部にアンダーパネルおよびカナードを追加している。
外装だけじゃなく、内装もキッチリ仕上げられており、運転席にはレカロのフルバケットシートを、助手席側にはリクライニングシートに交換。メーターパネルはカーボン調の生地に張り替えられた上、レースパックのロガーモニターとEVCを装着してシンプルに仕上げる。
シフト後方の中央部分にエンジンスタータースイッチを埋め込み、もともと灰皿があった部分にはACCスイッチをインストール。プッシュスタート式にしているのだ。
前後ともホイールはアドバンレーシングGTで、タイヤはアドバンA052(315/30-18)。「1年は持つし、安心感が違う」と、サーキットのみならず街乗りでも履き替えることなく使っているというから驚かされる。
もはや、フジタエンジニアリングのデモカー級の仕上がりだが「たまにデモカー扱いで藤田さんから呼ばれることもありますね(笑)」と川人さん。今後はフロントの空力パーツを中心にモディファイを進めていくそうだから、その進化が楽しみだ。
●取材イベント:榛名セブンデイ2019(2019.5.18)
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