国交省の基準を上回る品質チェックを施す
昔から愛車をカスタムするときは、ドレスアップは足元(アルミホイール)からという人も多いだろう。そのアルミホイールを選ぶ基準は、サイズやデザイン、剛性、重量、ブランド、価格といろいろあるが、安全基準をクリアしているかどうかも大事な視点といえる。
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アルミホイールはクルマの重要な保安部品のひとつであり、国土交通省は技術基準を定めている。自動車メーカーやホイールメーカー自らが試験を行い、基準に適合(自主認定)した製品にJWLのマークを車両に取付けた状態で容易に確認できる箇所に表示することになっている。
このJWLマークは、ディスクホイールの表側に表示しなければならないことになっていて、ホイールの裏面ではNG。日本国内で自動車の型式認定、自動車の検査をクリアするには、保安基準に適合している軽合金製ディスクホイールの証として、JWL・JWL-Tマークの表示が必須になる。
なおJWLとは「Japan Light Alloy Wheel」の略で、乗用車用ホイールのこと。JWL-Tはトラック及びバス用のホイールを意味する。
もうひとつのVIAマークは、「自動車用軽合金製 ホイール試験協議会」が設けた、国内アフターマーケット用の軽合金製ディスクホイールの登録制度。
「自動車用軽合金製 ホイール試験協議会」は、軽合金製ディスクホイールの製造に関わる団体「一般社団法人日本アルミニウム協会(JAA:Japan Aluminium Association)」、販売に関わる団体「日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会・JAWA事業部(NAPAC:Nippon Auto Parts AftermarketComittee JAWA Division)並びに、第三者の試験機関「一般財団法人日本車両検査協会」の3団体により構成されており、試験及び登録業務は日本車両検査協会が実施している。
この第3者機関である日本車両検査協会が実施する、JWL基準の裏付けとなる強度試験に合格した製品には”VIA”マークの刻印が許されるというわけだ。また、このVIA登録ができた製品には、主要なホイールメーカー97社が加盟している「JAWA(ジャパンライトアロイホイールアソシエーション)」が、品質認定証(ステッカー)を貼付。
このJAWAの品質認定証は、衝撃試験や半径方向負荷耐久試験、回転曲げ疲労試験などについて、国交省の技術基準よりも約20%厳しいJAWA基準をクリアした証でもあり、最近問題となっている海外からのコピー商品とホンモノを見分ける大事なポイントにもなっているので、購入時はぜひチェックを!
また、VIA登録済みのJAWA品質認定証つきホイールはPL保険も付帯されており、市販品のサーベラステスト、いわゆる抜き打ち検査にも力を入れていて、品質チェックに余念がない。ホイールの品質の良し悪しや安全性は人命にも直接かかわってくるため、安いからと言ってあやしげな通信販売などで入手せず、メーカーと第3者機関のダブルチェックをクリアした「VIA登録済みのJAWA品質認定証(ステッカー)」の有無を確認して購入するようにしよう。
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