現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ジープ「グラディエーター」日本導入決定! 価格と装備を大胆予想

ここから本文です

ジープ「グラディエーター」日本導入決定! 価格と装備を大胆予想

掲載 更新 7
ジープ「グラディエーター」日本導入決定! 価格と装備を大胆予想

■「グラディエーター」日本発売決定!

 2018年のロサンゼルスオートショーで発表されて以来、日本導入が待望されていたジープ「グラディエーター」の日本導入が正式に決定した模様だ。

トヨタ「ランクル70」復活? ファン待望のディーゼル仕様で登場か

 コロナ禍で翻弄された2020年であるが、ジープは前年の1万3360台を上回る1万3588台の販売を記録し、過去10年間にわたり常に前年を上回る勢いで伸長している。

 その牽引役を担ったのが「ラングラー」であり、前年比18%増となる5757台の年間販売台数を記録し、輸入車SUV Dセグメントでのランキング首位となった。

 グラディエーターは、いうなればこのラングラーをベースに、車体後部に荷台を取り付けたピックアップトラックである。Cピラーよりフロント部分は4ドアロングボディである「アンリミテッド」に準じており、Cピラー以降が独自設計となっている。

 全長5591mm、ホイールベース3488mmというビッグサイズだが、キャディラック「エスカレード」のロングボディが全長5766mmであるため、アメリカ車のなかでは特別にビッグサイズというわけではない。

 もともとラングラーは、日本ではアウトドア派のカスタマーに定評がある車種だ。そのラングラー アンリミテッドの乗員定員もそのままにピックアップトラックとなるグラディエーターは、さらにアウトドアを始めとする幅広いライフスタイルに対応するクルマとして、以前から日本導入を望む声があった。

 このグラディエーターが日本導入されることが判明した。先頃開催されたFCAグループのオンライン記者発表において、質問に答える形で、FCAジャパン代表取締役社長兼CEOポンタス・ヘグストロム氏自らが、グラディエーターの日本導入の決定を力強くアナウンスしたのである。あとは導入時期を決定するだけだという。

 おそらく、日本には2021年度内に正式導入されることになりそうなグラディエーターだが、日本市場に先駆けて2021年1月11日から欧州のジープ ディーラーでもオーダーが可能となった。

■「ローンチエディション」は日本仕様にもある!?

 日本仕様のグラディエーターは、導入時期も車両価格や仕様も未定だが、日本よりも先にデリバリーがスタートする欧州仕様のグラディエーターについてレポートしよう。

 欧州市場に導入されるグラディエーターには、「スポーツ」「オーバーランド」のふたつのトリムに加え、「ローンチエディション」がラインナップされる。

 スポーツは、オフロードでのカスタマイズのための機能性と装備に重点が置かれている。オーバーランドは、快適性とテクノロジーの両方を兼ね備えた、幅広い装備と機能が標準装備とされている。

 限定モデルとなるローンチエディションは、グラディエーターの最上級モデルに相応しいオプション装備が満載となる。外装色に限定カラーとなる「ブラック」「ファイヤークラッカーレッド」「ビレットシルバーメタリック クリアコート」「ブライト ホワイト」「グラナイト クリスタルメタリック クリアコート」の5色が用意される。

 さらに18インチアルミホイール、専用バッジ、ボディカラー同色ハードトップとフェンダーフレアに加え、スプレーオン ベッドライナー、トノカバーなど、実用性と利便性に優れた装備が備わる。また、インテリアではブラックレザーシートが採用され、高級感溢れる仕様となっている。

 スリーサイズは、全長5591mm×全幅1894mm×全高1905mm(ソフトトップ)/1843mm(ハードトップ)で、車両重量は2294kg(スポーツ)/2403kg(オーバーランド/ローンチエディション)だ。最大積載量は、556kg(スポーツ)/613kg(オーバーランド/ローンチエディション)、牽引能力は、2722kgとなる。

 エンジンは、ユーロ6dに対応した2987ccV型6気筒ディーゼルエンジンを搭載。最高出力268ps/3600rpm、最大トルク600Nm/1400-2800rpmを発揮し、最高速度177km/h、0-100km/h加速8.6秒だ。組み合わされるトランスミッションは8速ATとなる。

 もちろん悪路走破性に抜かりはなく、グラディエーターはセレクトラック フルタイム4×4システムを採用しており、ジープのラインナップでも過酷なオフロード性能試験をパスしたモデルにのみ与えられる「トレイル レイテッド」のオフロード性能を約束してくれる。

 また、ジープモデルでは初となるオンロードおよびオフロード走行用の前方カメラを装備。また、AppleCarPlay/AndroidAutoに対応した7.0インチまたは8.4インチのタッチスクリーンを搭載した第4世代Uconnectシステム、パークビュー リアカメラなどに加え、ブラインドスポット モニターやリアクロスパス ディテクション、アダプティブ クルーズ コントロール(ストップ機能付)、前面衝突警報などの安全装備も充実している。

 さらに200種類ものオーセンティック アクセサリーが用意されているので、ライフスタイルに合わせてカスタマイズできることも嬉しい。

 欧州での車両価格は、ローンチエディションが5万8700ユーロ(邦貨換算約735万円)、オーバーランドが5万4700ユーロ(邦貨換算685万円)となっている。おそらく日本仕様も700万円前後となることは間違いないだろう。

 気になるのは、欧州に導入されなかった「グラディエーター ルビコン」が、日本に導入されるか否かだろう。導入されるトリムも含め導入時期など、今後のアナウンスが待たれる1台だ。

こんな記事も読まれています

インフィニティの最上位SUV『QX80』新型、450馬力ツインターボ搭載 7月発売
インフィニティの最上位SUV『QX80』新型、450馬力ツインターボ搭載 7月発売
レスポンス
日産「“次期型”エルグランド」いつ登場? 「今後3年間」で全面刷新か!? デビュー14年で「元祖キングオブミニバン」デビューの可能性はあるのか
日産「“次期型”エルグランド」いつ登場? 「今後3年間」で全面刷新か!? デビュー14年で「元祖キングオブミニバン」デビューの可能性はあるのか
くるまのニュース
ホンダ フリードがフルモデルチェンジ、同時に福祉車両も設定
ホンダ フリードがフルモデルチェンジ、同時に福祉車両も設定
Believe Japan
「えっ…!」クルマやバイクが通れない“道”あるの? 日本で唯一の「階段国道」何がある? なぜ出来たのか
「えっ…!」クルマやバイクが通れない“道”あるの? 日本で唯一の「階段国道」何がある? なぜ出来たのか
くるまのニュース
車にベストな冷蔵庫はこれだ! 最小を追求したコンパクト冷温庫が登場
車にベストな冷蔵庫はこれだ! 最小を追求したコンパクト冷温庫が登場
月刊自家用車WEB
ネクサスから BMW R1300GS(24-)用「DENALI CANsmart Controller GEN 2/補助ライトマウントキット」が発売!
ネクサスから BMW R1300GS(24-)用「DENALI CANsmart Controller GEN 2/補助ライトマウントキット」が発売!
バイクブロス
トヨタ自動車東日本の出荷額は約8000億円!! [レクサスLBX]生産に込められた想いとは?
トヨタ自動車東日本の出荷額は約8000億円!! [レクサスLBX]生産に込められた想いとは?
ベストカーWeb
初代NSXはアルミボディだから永遠にヤレない……ワケじゃない! アルミはあくまで「錆びにくい」だけだった
初代NSXはアルミボディだから永遠にヤレない……ワケじゃない! アルミはあくまで「錆びにくい」だけだった
WEB CARTOP
新型ヴェゼル/フリードに対応。専用コネクター採用で短時間で装着可能な新ドラレコがホンダアクセスから登場
新型ヴェゼル/フリードに対応。専用コネクター採用で短時間で装着可能な新ドラレコがホンダアクセスから登場
月刊自家用車WEB
「チャイルドシート」実は3人に1人が正しく取り付けられていない!? ミスが多い原因は
「チャイルドシート」実は3人に1人が正しく取り付けられていない!? ミスが多い原因は
乗りものニュース
ハスクバーナ、モトクロス競技車両4機種の2025年モデルを発表
ハスクバーナ、モトクロス競技車両4機種の2025年モデルを発表
レスポンス
テスラを追い詰めるBYD! 名実ともに「世界一」となれるのか? 垂直統合で世界EV市場に挑戦、「ありかも」CMは今後「超あり」or「なし」どちらか
テスラを追い詰めるBYD! 名実ともに「世界一」となれるのか? 垂直統合で世界EV市場に挑戦、「ありかも」CMは今後「超あり」or「なし」どちらか
Merkmal
トヨタ「プリウス」から利用可能! めちゃ便利な「新機能」初公開! 最新「AR技術」活かした新サービス「これなにガイド」 KINTOがスタート
トヨタ「プリウス」から利用可能! めちゃ便利な「新機能」初公開! 最新「AR技術」活かした新サービス「これなにガイド」 KINTOがスタート
くるまのニュース
BMW『2シリーズクーペ』改良新型、内外装でコントラストを強調
BMW『2シリーズクーペ』改良新型、内外装でコントラストを強調
レスポンス
345万円! ホンダ新型「“クーペ”SUV」登場! トヨタ「ハリアー」サイズの“美麗ボディ”が超カッコイイ「イーエヌエスツー」中国で生産開始
345万円! ホンダ新型「“クーペ”SUV」登場! トヨタ「ハリアー」サイズの“美麗ボディ”が超カッコイイ「イーエヌエスツー」中国で生産開始
くるまのニュース
5ナンバーも使い勝手抜群!! 登場から10年以上[カローラフィールダー]! 古さは隠せず!?
5ナンバーも使い勝手抜群!! 登場から10年以上[カローラフィールダー]! 古さは隠せず!?
ベストカーWeb
生産国の道路事情で異なる!? クルマの乗り心地の違いはどうして生まれるのか?
生産国の道路事情で異なる!? クルマの乗り心地の違いはどうして生まれるのか?
LE VOLANT CARSMEET WEB
BYDの真打ちとなるセダン[SEAL]ついに日本発売を開始! BYD国内モデル第3弾が正式に登場!!
BYDの真打ちとなるセダン[SEAL]ついに日本発売を開始! BYD国内モデル第3弾が正式に登場!!
ベストカーWeb

みんなのコメント

7件
  • デカいと言っても全幅はそれほどでもないんだなぁ
    トラックと思えば乗れないことはないか
    ただ、駐車場には悩むだろうね
    一般のやつは最大5mを基準に作られてることが多いから
  • ディーゼルの導入は歓迎だが、やはり全長約5.6mはデカすぎる。
    カテゴリーは違うが他車と比較すると、
    たまに見かけてデッカいと思うトヨタのセコイアで521cm
    ベンツのVクラス・エクストラロングで537cm
    旧型マイバッハ57で、570cm
    都会では、駐車場探しと取り回しに難儀する事必至ですな

    ただ
    郊外で、これにキャンパーシェルを載っけて使ったらかなりお洒落
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

960.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

598.01284.1万円

中古車を検索
グラディエーターの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

960.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

598.01284.1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村