レクサスの新世代フラッグシップクーペ「LC」。初めにコンセプトモデル「LF-LC」が登場したのは2012年のデトロイトモーターショー。それから4年の準備期間を経て2016年のデトロイトショーで、いよいよ市販モデル「LC500」が登場。続く3月のジュネーブモーターショーでは、ハイブリッド版の「LC500h」が披露され、ラインアップ充実の気配を見せている。
そうなると次に気になるのは高性能スポーツモデルの「LC F」の登場だ。レクサスは2007年の「IS F」のリリース以降、「RC F」(2014年)、「GS F」(2015年)とパーソナル色の強いモデルには“F”モデルを設定している。メルセデスのAMGシリーズやBMWのMシリーズに対抗するこれらのモデルは、自動車専門家やエンスージャストから好評価を得ており、現在ISには設定されていないものの、GS FとRC Fは一定の支持を集めている。
また、“F”モデルがレクサスブランドの高性能版というイメージが根づいてきている現在の状況を考えると、フラッグシップクーペの「LC」に“F”が設定されないとは考え難い。すでに標準グレード、ハイブリッドグレードと披露された状況から、次に登場するのは“LC F”だろう。
メーカーからはまだ公式な発信はなされていないが、LC Fの登場はすでに海外でも噂になっており、エンジンが現在の“F”モデルの5リッターV8から新世代のターボユニットへ置き換えられるのでは、などという噂も出てきている。
現時点では決定的なことは言えないが、そのお披露目の時期は、次なる注目度の高い9月のフランクフルトモーターショーや、10月の東京モーターショーあたりに照準が定められると予想できる。レクサス入魂の高性能プレミアムクーペの登場に期待だ。
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