昨年までのペトロナス・ヤマハSRTを引き継ぎ、今シーズンから新たにMotoGP最高峰クラスに参戦するRNFレーシング・ヤマハ(WithU Yamaha RNF MotoGP Team)が、2022年マシンのカラーリングを発表した。
ペトロナスは、2021年限りでSRT(セパン・レーシング・チーム)を終了させることを決定。しかしチームは代表のラズラン・ラザリが引き継ぎ、RNFとしてMotoGP最高峰クラスへの参戦を継続することになった。
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引き続きヤマハのサテライトとなる同チームは、イタリアで電気、ガス、携帯電話、インターネットなどのサービスを担うWithU社がタイトルスポンサーとなり、最高峰クラス優勝15回を誇るアンドレア・ドヴィツィオーゾと、Moto3からの昇格となるダレン・ビンダーがタッグを組むことになる。
チーム代表のラザリは、新シーズンに向けて次のように語った。
「2022年シーズンは、少なくともインディペンデントチームの中で最高の成績を収めることを目指している」
ラザリはそう語る。
「ルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得したいと思っているが、それは大変な挑戦であるということも認識している。2022年には5人のルーキーがいるが、Moto3から一足飛びにMotoGP最高峰クラスにジャンプアップするのは、ダレンただひとりだけなんだ」
「アンドレアとしては、6ヵ月以上の休暇から復帰した後、自身の力を証明するためにすべきことがたくさんある。彼は間違いなく、自分自身に対してだけでなく誰に対してでも、世界選手権を戦うモチベーション、経験、そして意欲を手にしているんだということを証明したいと思っている」
ドヴィツィオーゾは2020年限りでドゥカティを離脱。2021年は当初MotoGPには参戦せず、アプリリアのテストを担当するなどしていた。しかしシーズン後半には、ヤマハのファクトリーチームに昇格したフランコ・モルビデリの後任としてペトロナス・ヤマハSRTのマシンを5戦にわたって走らせた。そして今季も引き続きRNFヤマハのマシンを走らせることになる。しかも彼が乗るのは、ヤマハの2022年型マシンだ。
一方でビンダーは、前述の通りMoto3クラスから一足飛びで最高峰クラス昇格を果たす。これは2015年のジャック・ミラー以来のこと。彼が走らせるのは、2021年仕様のマシンとなる。
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