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フェルスタッペン、最速ラップもトラックリミット違反の餌食に! ルクレールがポールポジション。角田裕毅11番手|F1アメリカGP予選

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フェルスタッペン、最速ラップもトラックリミット違反の餌食に! ルクレールがポールポジション。角田裕毅11番手|F1アメリカGP予選

 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を舞台にF1アメリカGPの予選が行なわれ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。

 前戦カタールGPに続いてアメリカGPもスプリント形式での開催。今回もフリー走行1回のみですぐさま決勝レース用の予選を迎えることになった。ただ、来季に向けた開発の一環という意味合いも込めて、マシンにアップデートを投入しているチームも多い。

■角田裕毅、アメリカGPで復帰するリカルドから感情コントロールを学ぶ?「僕の弱点であり、彼が得意なところだ」

 アメリカGP初日の天候は快晴。予選セッションは現地時間16時から行なわれたが、セッション開始時点でも気温35度、路面温度42度といった暑いコンディションだった。

■Q1

 5台が脱落するQ1が開始されると、母国戦となるローガン・サージェント(ウイリアムズ)からコースイン。各車がまずはタイム出しを行なった。

 タイヤを温存したいという意図もあり、レッドブル勢やフェラーリ勢などQ1突破が確実と思われるチームのドライバーはユーズドタイヤで最初のタイム計測を行なった。

 一方で脱落の可能性もあるチームはセッション開始早々に新品タイヤを投入。FP1のトップタイムには及ばないものの、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)やピエール・ガスリー(アルファタウリ)が首位に立つシーンもあった。

 ただQ1終盤に差し掛かると新品タイヤで各車がタイム更新。カルロス・サインツJr.(フェラーリ)が1分35秒台に入れ、チームメイトのルクレールがそれに続いた。

 その後アタックしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がサインツJr.を上回るも、さらにルイス・ハミルトン(メルセデス)がタイムを縮めて1分35秒091でQ1トップ通過を果たした。セッション終盤には2番手にランド・ノリス(マクラーレン)がポジションを上げた。

 今回大型アップデートを投入したアルファタウリは角田裕毅が5番手通過。怪我からの復帰戦となったチームメイトのダニエル・リカルドは、15番手でギリギリQ1通過となった。

 アメリカGPでマシンコンセプトを一新したハースはケビン・マグヌッセンが7番手で通過した一方で、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)はリカルドに0.022秒及ばず16番手とチーム内で明暗が分かれた。

 FP1でブレーキに問題を抱えたアストンマーチンはフェルナンド・アロンソが17番手、ランス・ストロールが19番手と2台ともQ1敗退。ウイリアムズ勢もアタックをまとめ上げきれず、Q1で姿を消すこととなった。

■Q2

 トップ10入りを決めるQ2では、最初のアタックでフェルスタッペンが1分35秒491をマークしてトップへ。フェルスタッペンはユーズドタイヤを履きながらも、チームメイトのセルジオ・ペレスやメルセデスのジョージ・ラッセルを含む新品タイヤ勢を上回ってみせた。

 Q2で2セット目のアタックではフェルスタッペンを含め各車が新品タイヤを投入。ここでルクレールは1分35秒004をマークし、遅れてフェルスタッペンがタイム計測を行なうも0.004秒及ばず、ルクレールがQ2トップ通過となった。

 3番手には最後タイムを上げたハミルトン。新品タイヤを積極的に投入していたチームメイトのジョージ・ラッセルが最終アタックでQ2脱落圏内から9番手にポジションを挙げたことで、当落線上にいた角田は11番手でノックアウト。10番手ペレスとの差は0.018秒だった。

 角田以下、周冠宇とバルテリ・ボッタス(共にアルファロメオ)、マグヌッセン、リカルドの5名がQ2敗退となった。

■Q3

 迎えたポールポジションを決めるQ3。トップ10に残ったドライバーのうち、レッドブル勢とフェラーリ勢、ハミルトンが新品タイヤを序盤から投入。アルピーヌ勢とマクラーレン勢、ラッセルはユーズドタイヤを履いた。

 1回目のアタックではルクレールが1分34秒829で暫定トップタイムをマーク。ハミルトンはルクレールのこのタイムに0.056秒届かず。フェルスタッペンは前を走ったペレスの後方乱気流の影響もあったか、3番手に甘んじた。

 残り4分を切ると最後のタイム計測に向けて各車がコースイン。ルクレールを先頭に10台がアタックを開始した。

 そのルクレールは1分34秒723をマークして自身のトップタイムを更新するも、続くフェルスタッペンがセクター1、セクター3で全体ベストを記録して1分34秒718をマークし、タイムシートのトップに躍り出た。

 これでポールポジション確定かと思われたが、フェルスタッペンは当該ラップのターン19でトラックリミット違反を取られ、タイムは抹消。繰り上がりでルクレールがポールポジションを手にした。

 棚からぼたもち的な展開ではあるものの、ルクレールとしてはF1キャリア21回目のポールポジションとなった。

 フェルスタッペンが6番手に下がったことで、2番手にはノリスが浮上。その後ろにハミルトン、ラッセルとメルセデス勢が続く形となった。

 7番手にエステバン・オコン、8番手にピエール・ガスリーとアルピーヌの2台が並び、ペレスが9番手、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が10番手というトップ10になった。

 グランプリ2日目にはF1スプリント用の予選スプリントシュートアウト、そして19周のF1スプリントが行なわれる。

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