毎年、全日本ロードレース選手権をまわり、シャッターを切り続けるカメラマン「Nob.I」がお届けする『カメラマンから見た全日本ロード』。今回は5月25~26日に開催された第3戦SUGOです。
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【ブログ】長島哲太&ダンロップに突撃。タイヤの違いってナンダ? 激戦必須なST1000も/カメラマンから見た全日本ロード第2戦もてぎ
当ブログをご愛読の皆様、モータースポーツ観戦には良い気候ですが、いかがお過ごしでしょうか?
おかげ様で、今シーズンの当ブログは3作目となります。
当ブログの存続は、皆さんのアクセス数にかかっていますので、友達、家族、恋人にご紹介いただければ幸いです。
いつものごとくレース内容は編集部にお任せし、今回のSUGOも突撃取材してきました!
登場いただくのはコチラの方々。
SUGOオフィシャルナビゲーター。
SUGOレースクイーン改め、SUGOオフィシャルナビゲーターに改称した彼女たちにインタビューしてきました。
両肩にいかついカメラをぶら下げた、ポートレートなんぞ撮らないような恰好で突撃しましたが、快く取材に応じていただけました。
以下、笠原英茉さんを「エ」すずさんを「ス」、佐藤遥さんを「ハ」と記載。
私)まずは、名称変更の理由を教えていただけますか?
ス)昨今のジェンダーへの配慮として、性別を連想させる名称から変更しました。
私)皆さんの出身地を教えていただけますか?
エ)福島県
ス)宮城県
ハ)秋田県
私)アタリマエのように、皆さん東北出身なんですね。
ス)結果的にそのようになっていますが、歴代の先輩の中には関東や北海道出身の方もいました。
私)SUGOオフィシャルナビゲーターは毎年コスチュームが異なりますが、今年は水色基調でさわやかです。
ス)毎年、宮城文化服装専門学校の学生によるコンペから選ばれています。
私)安易な質問ですが、皆さん、モータースポーツは好きなのでしょうか?
全員)好きです。
私)具体的に、どのような仕事をするのか教えていただけますか?
ス)スタート前のボード掲示や、表彰式におけるお手伝いです。また、イベントでSUGOのPRも行います。
私)この仕事の楽しいこと、辛いことを教えていただけますか?
ハ)普段の生活とは異なる非日常な体験できるのが楽しいです。辛いことは、イベント時のトークです。まさか大勢の前で喋るとは思っておらず、試行錯誤中です。
ス)SUGOは複数のコースで様々な種目が行われ、それらのイベントのサポートができているのが楽しいです。辛いことはありません!
エ)今まで知らなかった世界を見られて、新しい発見が知識につながるのが楽しいです。また、単純に、皆さんに名前を呼んでもらえるのが嬉しいです。辛いことはないですね。
私)そもそも、どうのようにオフィシャルナビゲーターに就くのでしょうか?
エ)公募しているオーディションを受けます。内容は一次審査の書類審査を通過後に二次審査(非公開オーディション)での面接(自己PR)です。
私)英茉さんと遥さんは1年目ですが、ご自身が合格した理由は何だと思いますか?
エ)笑顔だと思っています。
ハ)私も同様です。他の応募者は皆トークが上手で、不合格だと思っていました。
ス)その推察はあながち間違っていないと思います。私は今シーズンで2年目となり、オーディションを受けたのは昨年でしたが、合格の決め手は笑顔だと思っています。
私)確かに、3人とも笑顔が素敵です。
今シーズンは7名のナビゲーターがいますが、出演するイベントは決まっているのでしょうか?
ス)はい。年間のシフトが決まっています。私たちの活動を記載しているブログに活動予定を記載していますので、アクセスしてみてください。
皆さんのご来場をお待ちしております。
SUGOオフィシャルナビゲーターブログ(https://ameblo.jp/sugo-racequeen/)
私)それでは最後に、SUGOの『推し』を教えていただけますか?
ス)先ほど簡単に触れましたが、レーシングコース、モトクロスコース、カートコースを併設している、日本で唯一のサーキットになります。どのコースも国際格式です。二輪での全日本選手権においては、ロードレース、モトクロス、スーパーモト、トライアル、エンデューロが開催されるのはSUGOだけです。
突撃取材にもかかわらず、素敵な笑顔で応えていただけました。
先の長島哲太選手の時とは違う種類の緊張感を感じながらの取材となったのは内緒です。SUGOオフィシャルナビゲーターの3名には、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
素敵な笑顔に癒されているだけではありません。
SUGOラウンドで2戦開催される、ST600クラスも熱い戦いが繰り広げられています。
毎年注目しているクラスで、全日本ロードの登竜門(と筆者が勝手に位置づけている)です。
ここ数年、実力が拮抗していたST600クラスですが、2023年シーズンチャンピオンとなった阿部恵斗選手(SQUADRA TIGRE TAIRA PROMOTE)が今シーズン3連勝し、無双状態です。
このまま進めば連覇は固いように思いますが、シーズンが終わってみなければわからないのがチャンピオンシップです。
昨シーズンのST1000クラスがドラマティックに幕を閉じたのは記憶に新しいでしょう。
若人が多いからか、こういうノリの良さがこのクラスの特徴(?)。
表彰台獲得の当3名はチャンピオン候補であり、シリーズ後半は長尾健吾選手(TEAMKENKEN Ytch)と鈴木光来選手(MOTO BUM HONDA)の成績がチャンピオンシップの行方を左右するでしょう。
タイトルに『新時代』と記したのは、昨シーズン数年ぶりにヤマハがチャンピオンを獲得したり、コースレコードが高頻度で更新されているためです。
最高峰のJSB1000であってもレコードブレイクは稀ですが、今大会のSUGOでもコースレコードを更新し、昨シーズンは、岡山、もてぎでも更新されています。
また、表彰台の顔ぶれも毎年変わっています。
上位3名への注目はもちろんですが、現在ランキング4位の伊達悠太選手(AKENO SPEED MAVERICK)。
2017年のJ-GP3チャンピオンです。
一時トップを快走した、芳賀涼大選手(NITRO WORK NAVI OGURA CLUTCH)。
昨シーズンのもてぎラウンドではPPも獲得しています。
ギリギリ駆け込みで参戦した、WorldSSP帰りの岡谷雄太選手(WORK NAVI NITRO RACING)にも注目です。
今シーズン、ST1000クラスで2連勝中の國井勇輝選手(SDG Team HARC-PRO.)ですが、Moto3から帰ってきて2022年に参戦したクラスはST600だったのを覚えていますか?
私の推し、今回JSB1000クラス2勝目を挙げた岡本裕生選手(YAMAHA Factory Racing Team)もST600クラスで2回チャンピオンを獲得していますし、ST1000クラスを3連覇した渡辺一馬選手(Astemo Honda Dream SI Racing)もST600チャンピオン経験者です。
ST600クラスが全日本ロードの登竜門といっても過言ではないと思っています。
いかがでしたでしょうか?
何度か記載していますが、JSB1000クラスだけに注目するのではなく、今後の成長株を発掘し、『推し』を見つけるのも面白いのではないでしょうか?
絶対王者の中須賀克行選手であっても、GP250で参戦していた時代もあります。
美人の笑顔を撮影するのもたまには良いですが、選手のカッコイイ瞬間を記録していくのがこの仕事の醍醐味だと思っています。
次回もお楽しみに!
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