現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 日本導入も予定されている! 中国のライトウエイトEVスポーツ「SC-01」の全容とは

ここから本文です

日本導入も予定されている! 中国のライトウエイトEVスポーツ「SC-01」の全容とは

掲載 16
日本導入も予定されている! 中国のライトウエイトEVスポーツ「SC-01」の全容とは

中国からまた新たなるEVスポーツカーが登場

大阪オートメッセでBEVのスポーツカーSC-01が日本初公開された。これまでに見たことがなかった新たなスポーツカーということで注目を集めていたが、このニューモデルはどんなメーカーがどんなコンセプトで作ったのか? 日本での販売はあるのか? 現段階でわかっていることを中心に紹介していく。

3億円でも庶民派……スーパーカーの新たな価値を提示するEV「リマック・ネヴェーラ」

SC-01は中国のカスタムカーブランドである工匠派汽車科技(Tianjin Gongjiangpai Auto Technology)が初めて自社で開発と設計を手がけたモデルだ。工匠派汽車科技は「Feng Xiao Tong」という創設者が作り上げたブランドで、彼は中国の工業系大学である天津科技大学工学部で自動車工学を学んだ後に、工匠派汽車科技を立ち上げた。カスタムカーを手がけるだけでなく、現在ではラリーカーの開発なども行っているという。

そして、IoT機器大手企業である「Xiaomi」の出資を受け、自社開発のモデルを作ることとなった工匠派汽車科技。カスタムカーを手がけているブランドなだけに、SC-01は操る歓びやデザインを重視したスポーツカーとなっている。

高性能を予感させるデザインはデザイナーで共同創設者である「Hou Wen」氏によるもの。彼はドイツのシュツットガルト大学にて自動車デザインを専攻し、卒業後はヨーロッパのメーカーにてスポーツモデルの開発などに携わってきた。ヨーロッパの高性能モデルを思わせるようなデザインは、ドイツでの経験が生きているからこそといえるだろう。

インテリアは非常にシンプル。可能な限り運転に必要なもののみを設置したといった印象だ。また、重量配分を気にしてか、センター寄りにオフセットしたシートも特徴的。スイッチ類はルーフ部分に集約されているのはレーシングカーを彷彿とさせる。

シャシーフレームは「He Jingming」氏が手がけた。彼は世界基準のツーリングカーレースであるWTCRR(現TCR)の開発にエンジニアとして携わった経験があるほか、日本向けのエアロパーツキットの技術責任者も務めた経験がある。モータースポーツの考え方が取り入れられたシャシーとなっているのだ。

モータースポーツの考え方が取り入れられていると述べたが、特徴的なのはスポーツカーでオーソドックスなモノコックやバスタブフレームを用いているのではなく、パイプフレームを採用している点だ。また、水平式プッシュロッドサスペンションを採用しているのもプロトタイプマシンを彷彿とさせる。

バッテリーはBEVによく見られる床下レイアウトではなく、シートとリヤモーターの間にレイアウトされる。これは、前後重量配分48:52やリヤトラクションにこだわったことによる部分もあるようだ。

また、BEVとして気になるのがバッテリー性能だ。バッテリー容量は60kWhとなっていて、航続距離はテスラなどと同じ測定方法で約500kmとなっている。ハイスペックをアピールするBEVと比べて、あまり大きくないバッテリー容量ながら、ある程度の航続距離が確保されているのは、1370kgという軽量な車両重量も影響していることだろう。

モーターは前後に配置され、総出力320kW、最大トルク560Nm。0‐100加速は2.95秒という俊足を誇る。

日本での販売は2025年度中を予定しているとのこと。販売元は興和産業だ。すでにヨーロッパでは認可の最終段階に入っているそうで、今年の春の発売を予定している。

こんな記事も読まれています

新車価格700万円超えが[280万円]に!? 個性派モデルに生まれ変わった[プジョー508SW]が超お得車だった
新車価格700万円超えが[280万円]に!? 個性派モデルに生まれ変わった[プジョー508SW]が超お得車だった
ベストカーWeb
内装工事の職人が仕上げたトヨタ「ハイエース」は積載方法にヒントがいっぱい!「見た目は仕事でも使える範囲にとどめています」
内装工事の職人が仕上げたトヨタ「ハイエース」は積載方法にヒントがいっぱい!「見た目は仕事でも使える範囲にとどめています」
Auto Messe Web
標識に落書きにステッカーの貼り付けは「懲役or罰金」のある罪! 善意での「勝手に修繕」もまた罪になる可能性があった
標識に落書きにステッカーの貼り付けは「懲役or罰金」のある罪! 善意での「勝手に修繕」もまた罪になる可能性があった
WEB CARTOP
宮田莉朋、波乱万丈のバルセロナ戦に続き「またタフな週末になる」初のレッドブルリンクへ/FIA F2第7戦プレビュー
宮田莉朋、波乱万丈のバルセロナ戦に続き「またタフな週末になる」初のレッドブルリンクへ/FIA F2第7戦プレビュー
AUTOSPORT web
マクラーレンF1代表、スペインGPの敗因にスタート直後の後退を挙げるも「戦略は変わらなかった」と主張
マクラーレンF1代表、スペインGPの敗因にスタート直後の後退を挙げるも「戦略は変わらなかった」と主張
AUTOSPORT web
「ジムニー」ファン必見! スズキ、セルロースを使用したエコなマグカップを新発売。アウトドアにもおすすめ。
「ジムニー」ファン必見! スズキ、セルロースを使用したエコなマグカップを新発売。アウトドアにもおすすめ。
くるくら
CIEL の「ドライブレコーダー YUMI」発売記念キャンペーンを7/31まで2りんかんで実施中!
CIEL の「ドライブレコーダー YUMI」発売記念キャンペーンを7/31まで2りんかんで実施中!
バイクブロス
スズキ、東京アウトドアショー2024に特別仕様車を展示! 「スペーシア パパボクキッチン」を含む3台が登場
スズキ、東京アウトドアショー2024に特別仕様車を展示! 「スペーシア パパボクキッチン」を含む3台が登場
くるくら
車を飾れるマンションってなんだ!? 千歳船橋にオープンの「LUMIEC CHITOSE FUNABASHI」
車を飾れるマンションってなんだ!? 千歳船橋にオープンの「LUMIEC CHITOSE FUNABASHI」
月刊自家用車WEB
実際に「EV」ってどうなの? 使い方次第で良き選択肢になる? カギは「太陽光&V2H」か スバル「ソルテラ」で試してみた
実際に「EV」ってどうなの? 使い方次第で良き選択肢になる? カギは「太陽光&V2H」か スバル「ソルテラ」で試してみた
くるまのニュース
インドで電動二輪車事業を展開する World of River に三井物産が出資参画 
インドで電動二輪車事業を展開する World of River に三井物産が出資参画 
バイクブロス
ポールスターのEVセダン『2』、航続が659kmに拡大
ポールスターのEVセダン『2』、航続が659kmに拡大
レスポンス
“300万円台”から! トヨタ最新「元祖“高級”SUV」月々いくらで買える? 斬新“サメ顔”&ゴルフバッグ3つ入る「ハリアー」の「イチバン安い&高い」モデルとは?
“300万円台”から! トヨタ最新「元祖“高級”SUV」月々いくらで買える? 斬新“サメ顔”&ゴルフバッグ3つ入る「ハリアー」の「イチバン安い&高い」モデルとは?
くるまのニュース
どうすればいい? 車検証を無くしてしまった際の対処法を徹底解説
どうすればいい? 車検証を無くしてしまった際の対処法を徹底解説
バイクのニュース
6速MTで745馬力 フェルナンド・アロンソ「傑作」と称賛 英アストン マーティンから限定モデル登場
6速MTで745馬力 フェルナンド・アロンソ「傑作」と称賛 英アストン マーティンから限定モデル登場
AUTOCAR JAPAN
「鉄仮面」から「ハコスカ」に乗り換え! あえて「R仕様」にせずノーマルの日産「スカイライン2000GT」を維持しているワケとは
「鉄仮面」から「ハコスカ」に乗り換え! あえて「R仕様」にせずノーマルの日産「スカイライン2000GT」を維持しているワケとは
Auto Messe Web
鹿島とボードリー、民間初の自動運転「レベル4」運行許可を取得 羽田エリアで
鹿島とボードリー、民間初の自動運転「レベル4」運行許可を取得 羽田エリアで
日刊自動車新聞
いい波に乗って、メダルを持ってまた戻ってきたい! ストラーダイメージキャラクター「松田詩野選手 パリ2024オリンピック壮行会」リポート
いい波に乗って、メダルを持ってまた戻ってきたい! ストラーダイメージキャラクター「松田詩野選手 パリ2024オリンピック壮行会」リポート
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

16件
  • asu********
    欧州の有名ブランドで出せばそこそこ売れるかも
    アイオニック5やアット3持ってくるよりは意味あると思うけどやっぱどこの馬の骨とも分からんスポーツカー買うかというと・・・
  • ********
    事故多発しそう
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

435.0726.0万円

中古車を検索
ヨーロッパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

435.0726.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村