4月15~16日、フランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで開催されたFIM世界耐久選手権(EWC)2023シーズン第1戦ル・マン24時間耐久ロードレース。OG MOTORSPORT WORLD ENDURANCE TEAM(ロベルト・ロルフォ/渥美心/ルードビック・リッザ組)は11時間目にリタイアとなったが、渥美は力強い走りを見せていた。
3度目のスタートライダーを務めた渥美は、ペースを乱さずに前方に着いていき、序盤は20~21番手を走行した。
TSRホンダがトップ譲らず優勝。YARTヤマハ、BMWが表彰台/2023EWC第1戦ル・マン24時間
「(スタートは)想像以上に緊張はしなかったですね。冷静にスタート決めて、クリアできた感じでしたけど、SC(セーフティカー)が入って少しタイヤを温めようかなと思っていた時に転んでしまいました」
そう渥美が語るように、スタートから約28分で他車のオイルがコース上に出たため、セーフティカーが導入された。その最中に転倒を喫してしまいマシンを損傷。ガレージで修復作業を行い、コースに復帰した。
「タイヤが冷えただけと思っていたのですが、オイルの可能性もあるのかなと思いました。ナイトプラクティスの時はもっと寒い状況で、SCの後ろについてても全然平気だったので、不可解な転倒でした。今後は気をつけたいと思います」
「20周くらいしか走ってなかったので、序盤でチームのリズムを崩してしまったのは残念でした」と語るが、気持を切り替えて追い上げを図る。
しかし、スタートから5時間、追い上げ中にチームメイトのリッザもクラッシュ。ライダーがグラベルに打ち付けられる転倒をして頭を打ったようで、ドクターストップがかかった。そのため、ロルフォと渥美で走行を続けた。
「バイクはチームがしっかりと直してくれて、全く遜色ないタイムで走れるようになったので、ここからだと思ってた矢先にルードビックも転んでしまいました。ライダーふたりの状況で僕もロビーも『やるよ』っていいましたが、大変ではありましたし、もちろんそこからあと18時間、ふたりでやるというのはかなり過酷なことは想像できました」
「バイクは全く問題ありませんでしたが、僕もですがロビーが特に身体の不調も出てきてしまい、続けられなくなりました。できるだけ長く走りたいとも思い、僕がダブルスティントを走るとも監督に提案しました」
その後、9時間50分はふたりでレースを続けたが、リッザがいなくなってからの残り18時間をふたりで走り切る判断を監督がやめ、298ラップでピットイン。11時間目にはリタイア届けが出された。
「ライダーとしてはしっかり完走して、オフシーズンにやってきたことを確認したい強い気持ちでここには臨んでいたので、残念に思っています」
どんな状況でも諦める素振りを見せず、渥美からは少しでも前に進もうする渾身の走りが感じられた。次戦のスパ24時間に向けては「得意なコースですし、去年は表彰台に上がっているので、自信を持って走れるかなと思います」と意気込んだ。
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