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クルマは世界的に電動化の流れ! にもかかわらずスバル・インプレッサからハイブリッドが消えたワケ

 先代のインプレッサにはハイブリッドモデルがあったが……

 いまやパワートレインの電動化を抜きに次世代モデルは語れない。地域によってトレンドは異なるが、北米を除くと自動車からのCO2排出量削減は緊急課題であるし、その解決策として少なくともハイブリッドシステムの採用はマストといえる状況になっている。

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 とくにメーカー全体としてのCO2排出量削減が求められている。一部のクルマだけ省燃費であったり、ローエミッションであったりしても意味がない。むしろ販売の中心になるモデルにこそ電動化が必要とされている。

 そう考えると不思議なのはSUBARUのラインアップだ。先代XVやインプレッサに初搭載したボクサーハイブリッドは、現行ラインアップにおいて「e-BOXER」と呼ばれるパワートレインへとブラッシュアップされている。フォレスターの実質的なトップグレードである「Advance」に採用されたのを皮切りに、SUBARU XVにも展開。XVについては、2019年11月15日から発売開始となるマイナーチェンジモデルから2リッター車はすべてe-BOXERを搭載することになった。ハイブリッドは拡大している。

 しかし、冒頭でも書いたように量販モデルにこそ必要とされる電動化だが、SUBARUの基本モデルといえるインプレッサにはe-BOXERの搭載グレードは現時点では用意されていない。先代インプレッサにはハイブリッド仕様があったわけだし、XVとは基本メカニズムを共通としているわけだから技術的にハイブリッドを搭載することに難はないはずだ。

 はたして、その理由はどこにあるのだろうか。

 インプレッサはFFを用意するなど別のニーズに応えている

 まず、ひとつヒントとしてXVのマイナーチェンジ前後による価格の変化を税抜き価格で並べてみよう。マイナーチェンジ前のスポーティグレード「2.0i-S EyeSight」の税抜き価格は250万円、対してマイナーチェンジ後の「2.0e-S EyeSight」のそれは261万円となっている。先進運転支援システムである「アイサイトツーリングアシスト」を標準装備するなど全体として進化しているので、価格アップの要因をハイブリッドだけに求めることはできないが、非ハイブリッドである1.6リッターグレードの価格から想像するに、ハイブリッドによる価格アップ幅は9万円相当といえる。

 すなわち、インプレッサにe-BOXERを搭載した場合も同様の価格アップになると予想される。現状、インプレッサの価格帯は182万円~246万円(税抜き価格)となっている。この価格帯で一律10万円以上のアップというのは競争力の面で影響がないとはいえない。

 インプレッサはSUBARUのラインアップでは数少ないFWDを設定しているモデルだ。ブランドアイデンティティであり、コアテクノロジーといえる「シンメトリカルAWD」ではないグレードを用意しているのは、価格競争力を含めたユーザーニーズに応えるためであり、価格上昇につながることが明確なハイブリッドを設定するのは商品企画として考えづらい。

 また、SUBARU XVについていえば、ルーフレールを装着しなければ全高は1550mmに収まる。ハイブリッドに付加価値を求めるユーザーには、XVで十分にカバーできると考えられる。むしろ、2リッターエンジン車でいえば、コンベンショナルなエンジンを求めるユーザーはインプレッサ、e-BOXER(ハイブリッド)を欲しいユーザーはXVを選べばいいとわかりやすいカタチになっている。

 e-BOXERは燃費の改善効果というよりもモーターアシストによるリニアリティやトルク感、スムースネスといった運転感覚におけるアドバンテージのほうが大きいハイブリッドシステムだ。インプレッサにハイブリッドを復活させるのであれば、もっと燃費寄りのシステムであるほうがふさわしいだろう。

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