RBの角田裕毅は、F1スペインGPの初日FP1で20番手、FP2で15番手となった。初日を終えた角田は「いつもより難しかった」と語った。
今回RBは、大規模アップデートを投入。パフォーマンス面で大きく前進することが期待された。
■ハミルトンがFP2最速。レッドブルはアタック伸び悩むもレース向き? 角田裕毅15番手|F1スペインGP
しかしFP1では、角田のマシンにDRSが閉じなくなるというトラブルが発生し20番手。FP2でも思うようにペースが伸びなかった。
「今日はいつもよりもトリッキーでした」
そう角田はプレスリリースにコメントを寄せた。
「ペースは期待していたほどではなかったです。なので何が足りないのかを調べ、明日もっと良くなることを期待しています」
「アップグレードは期待通りに機能していますが、望んでいたところには辿り着いていません。そして、いつものペースからは外れたところにいます」
「今日何が足りなかったのかを見つめるために、全てのデータを見直したいと思います」
レーシングディレクターのアラン・パルメインはこの日の結果について、いくつかの問題に見舞われたことを明かした。
「今日は我々にとって、簡単な1日ではなかった」
そうパルメインは語る。
「FP1は少し散々な結果になった。ユウキのマシンには冷却システムのひとつに問題があり、走行時間を失うことになってしまった。新しいリヤウイングのDRSに問題があったため、FP1の残りの時間は、慎重にそれを閉じて走った」
「もちろん、ラップタイムの面ではかなり失った。正しいコンディションで走らせなければ、マシンのバランスを完全に感じ取ることはできない」
「FP2では、ファクトリーで新型ウイングの分析をしている間、以前のスペックに戻した。リヤエンドを少し落ち着かせるために、2台のマシンともにセットアップを調整した。でも、FP2でさえいずれのドライバーも満足できなかった」
「リヤエンドのグリップが少し足りないので、セットアップを改善し、明日はタイムシートの辿り着くことができると思う場所に戻るため、一晩中作業する必要がある」
しかしパルメイン曰く、今回投入したアップデートについては、満足していると語った。
「アップデートから得られた数値には、満足している。全てが順調に機能しており、問題はない」
「マシンのメカニカルな側面と、サスペンションセットアップの改善に焦点を当てる」
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2人とも下位だと心配だが。