2022年の「BRIDE」に注目！スポーツシートをメインに様々な分野への飛躍を目指す｜東京オートサロン2022｜

本格レーシングカーからスポーツ系車種、普通乗用車、さらにトラックやキャンピングカーといったさまざまなカテゴリーにマッチする自動車用アフターシートの製造・販売を行うBRIDE（ブリッド）。
 

近年では、長年に渡り培ってきた「ホールディングテクノロジー」と「疲れにくいシート作り」の技術を生かし、自動車用のみならず、スポーツスタジアムシートやゲーミングチェアなどの多彩な分野に力を入れている。そんな同社が東京オートサロン2022（千葉県・幕張メッセで2022年1月14～16日に開催）にて、新たな製品展開について高瀬嶺生代表取締役社長によるカンファレンスを行なった。
 
さらなる車内環境の快適化とユーザーへの満足度の提供をテーマとするブリッドの2022年のホットニュースは、プレミアムブランドとして設定する「edirb（エディルブ）」シートシリーズの新モデルを一挙に4タイプ公開。
 
ブリッドブランドのZETA IVをベースに、表皮にプロテインレザーとウルトラスエードを採用し、バックレスト背面にハーフカバーを備えたプレステージフルバケットシート「edirb 0A1」をはじめ、新たにリリースするモデルは、輸入車やスーパースポーツのインテリアにもしっくりと溶け込む質感を生み出している。
 
そしてもうひとつ、元レーシングドライバーでありドリフトの第一人者でもある土屋圭市氏の監修による、スペシャルエディションモデル「KINGシリーズ」も見逃がせない。
 
フルバケットシート「ZETA IV」とスポーツリクライニングシート「STRADIA III」をベースに土屋氏のイメージカラーでもあるグリーンのラインやステッチ、ゴールドの刺しゅうのほか、愛称の「KING」と「職人」の文字もあしらわれている。なお、シェル部はFRPとスーパーアライド素材を用意。ファン待望の一品に仕立てられている！
 
そのほか、大切なお子さんを愛車に乗せるときに必須なチャイルドシートもラインアップ。3点式シートベルト固定タイプやISOFIX対応モデルのほか、ジュニアシートシリーズの3タイプを用意する。すべての製品はチャイルドシート専門メーカー、リーマン社とのコラボレーションによるものなので安全性の高さは言うに及ばずである。
 
新たな試みとなるレーシングシミュレーター専用に開発したシート「TRYS（トライズ）」は、自動車用と同様の設計思想を盛り込んだこだわりアイテム。これにより長時間座っていても疲労感を軽減する心地いいホールディング性能を実現した。

そのほか、シート本体をキャスターチェアやロッキングチェア、座椅子などにも応用できる各種専用アタッチメントシリーズもバリエーションを拡大していくというから楽しみだ。
 
ブリッドはシート以外の製品展開にも力を入れている。車内の空気をオゾンの力でクリーン化する空気清浄機「エアバスター」は登場から1年あまり経ったが、当初の想像を上まわるヒット作となっている。
 
また、今回発表された「BRIDEハンドルカバー Sタイプ（本革以外のハンドル直径36.5～37cmに対応）」は、ステアリング交換が困難な最近の車両のオーナーにお薦めだ。装着した際のフィット感とグリップ感の高さはドレスアップとしてだけでなく、スポーツ走行にも対応するブリッドならではの美点。2022年もますます魅力的な製品を生み出してくれるはずだ。
 

ブリッド
TEL：052-689-2611

 
 
〈文＝鈴木克也　写真＝山手良樹〉