現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【海外試乗】「メルセデス・ベンツGLB 250 4マチック」待望のコンパクト7シーターSUVが登場!

ここから本文です

【海外試乗】「メルセデス・ベンツGLB 250 4マチック」待望のコンパクト7シーターSUVが登場!

掲載 更新 7
【海外試乗】「メルセデス・ベンツGLB 250 4マチック」待望のコンパクト7シーターSUVが登場!

メルセデス・ベンツのラインアップに、久々のブランニューモデルが登場した。GLBと名乗るこのコンパクトSUVは、コンパクトなボディに広い室内空間と優れたユーティリティを持つBクラスの特徴に加え、ホイールベースを延長し、ゆとりの7名乗車を実現。ジャストサイズのこういうクルマを待ってました、という方、必見です!

久しぶりのブランニューモデル

コンパクト級でもシートは3列! 「メルセデス・ベンツGLB」の市販バージョンが発表

次から次へとカタチや機能やプライスレンジを変えながら、いまも増殖の一途を辿るSUVにもブームのようなものがあって、現在のトレンドは3列シート/7人乗りだという。これはアメリカに端を発したものと言われ、例えば近所に住む子供の友達も乗せてサッカーの練習の送迎に使うとか、“シェアライド”の普及に伴う傾向らしい。あるいは、4人家族がおじいちゃんとおばあちゃんと共に夕食に出かけようと思ったら、3列目シートがあると1台でこと足りるから確かに便利である。

もうひと列、シートを増やそうと思ったら、物理的に大きな箱(=ボディ)が必要となるので、これまでは大きなSUVを中心に3列シート仕様が用意されてきた。しかし最近のSUVは全幅が2mを超えるなど“本当に大きい”から、運転に慣れている人だって躊躇する時も少なくない。

メルセデス・ベンツGLBの最大のウリは、コンパクトクラスで3列シート/7人乗り仕様を備える点にある。ボディスペックは全長4634mm、全幅1834mm、全高1659mmで、GLAよりも長く広く高く、GLCよりも短く狭く、でも高い。車名から想像がつくように、GLBはA/Bクラスと同じエンジン横置き/前輪駆動のプラットフォームを使っている。ところがわざわざホイールベースを100mmも延長した。ロングホイールベースにして、ひとつ上のクラスのGLCよりも高い全高を備えたのは、3列目シートの居住性を考慮したからだろう。参考までに、現行Aクラスと共にデビューしたプラットフォームを使うのはA/Bクラス、CLAクーペ、CLAシューティングブレーク、Aクラスセダン、そしてこのGLBで、GLAのみがいまだ旧型だが、昨年12月11日に欧州でフルモデルチェンジが発表された。

この3列目シートにはカップホルダーやUSBソケットだけでなく、“註釈”も付いている。「身長168cmまでなら十分な空間と安全性も確保している」というもの。衝突実験の結果も踏まえてのアナウンスだそうで、こういうところはメルセデスは実に誠実だと感心する。

ボディは小さいほうがいいと思っていた方にはお薦めの1台

日本への導入時期や仕様はまだ決まっていないそうだが、GLB200/GLB250 4マチック/GLB180d/GLB200d/GLB200d 4マチック/GLB220d 4マチック/AMG GL354マチックの7モデルが用意され、エンジンはガソリン/ディーゼルともすべて4気筒ターボとなる。トランスミッションはGLB200(7G-DCT)以外は8G-DCTが標準装備される。今回試乗できたのは、GLB250 4マチックとAMG GLB354マチックの2モデルである。

A/Bクラスの出来からすれば、GLBもそこそこの仕上がりになっているであろうことは容易に想像が付いたが、何より背が高いので、ばね上の動きや重心位置による操縦性や乗り心地への影響が少し心配だった。ところが実際には拍子抜けするくらいよく出来ていたのである。

オンロードでは優れた乗り心地が印象的だ。大きなタイヤを履いているからばね下はそれなりに重いはずなのに、バタバタするようなことはほとんどなく、きちんと路面に追従する。電子制御式ダンパーの効果もあるだろうけれど、速度依存の少ない乗り心地はメルセデスのセダン系に似ている。こうした乗り心地はGLB35でも大きく変わらず、GLB250の“SPORT”がGLB35の“COMFORT”に相当するくらいのセッティングで、GLB35の“SPORT”でも同乗者から苦情が出るほどの硬い乗り心地ではない。ばね上の動きがほどよく抑えられる減衰力となっていた。

エンジンを横置きする4マチックは前後の駆動力配分を100:0から50:50の範囲で随時可変する仕組みだが、GLBは“ECO/COMFORT”で80:20、“SPORT”で70:30、“OFFROAD”で50:50をデフォルトとしている。特設のオフロードコースでの想像を絶する走破性に驚いたが、エンジニア曰く4マチックなどのメカ的要因というよりも、電子デバイスのプログラミングでここまで走れるようになってしまったとのこと。オプションの“オフロード・エンジニアリング・パッケージ”が装着されていたとはいえ、このシャシーのポテンシャルの高さがうかがえた。

正直なところ、GLBがここまでよく出来ているとは思ってもいなかった。7人乗りのSUVでもなるべくボディは小さいほうがいいと思っていた方にはお薦めの1台である。

【Specification】メルセデス・ベンツGLB 250 4MATIC
■全長×全幅×全高=4634×1834×1659mm
■ホイールベース=2829mm
■トレッド=前1605、後1606mm
■車両重量=1670kg
■乗車定員=7名
■エンジン種類=直4DOHC16V+ターボ
■総排気量=1991cc
■圧縮比=10.5
■最高出力=224ps(165kW)/5500-6100rpm
■最大トルク=350Nm(35.7kg-m)/1800-4000rpm
■燃料タンク容量=60L(プレミアム)
■トランスミッショッン形式=8速DCT
■サスペンション形式=前ストラット/コイル、後マルチリンク/コイル
■ブレーキ=前後Vディスク
■タイヤ(ホイール)=前後215/65R17(6.5J)
お問い合わせ
メルセデス・ベンツ日本 0120-190-610

 

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
バイクのニュース
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
GQ JAPAN
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
くるまのニュース
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
カー・アンド・ドライバー
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
ベストカーWeb
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb

みんなのコメント

7件
  • 家族+おじいちゃんおばあちゃんで夕食、駅まで送迎、時々有るがこのためにミニバン乗るのが面白くなかった。これは良いね。7人乗れてでかすぎないSUVまだ国産でも選択肢少ない
  • 金額だよね
    GLB200が400万くらいで買えたらいいな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

542.0576.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0559.0万円

中古車を検索
Bクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

542.0576.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0559.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村