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バニャイヤ、Q1突破し2番グリッド確保! ビニャーレスが新レコードでポールポジション|MotoGPバレンシア予選

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バニャイヤ、Q1突破し2番グリッド確保! ビニャーレスが新レコードでポールポジション|MotoGPバレンシア予選

 2023年シーズンのMotoGP最終戦となる、第20戦バレンシアGPのMotoGPクラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、アプリリアのマーベリック・ビニャーレスだった。

 バレンシアGP予選ではタイトル争い中のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がプラクティスで15番手に沈んだため、まさかのQ1スタートに。一方でランキング2番手で追いかけるホルヘ・マルティン(プラマック)はしっかりとQ2へ直接進出を果たしているため、バニャイヤとしてはQ1敗退のような結果はなんとしても避けたいところだった。

■MotoGP最終戦初日で王座争うマルティンがバニャイヤに仕掛けた心理戦。“第三者”のマルケスは「そういうの最高……!」

 予選Q1が始まると、バニャイヤは先頭でコースイン。“邪魔”されない位置でアタックに入ると、まずは1分29秒690をマークして暫定トップに立った。

 続けて入ったアタックでバニャイヤは1分29秒498まで自己ベストを更新。ただアレックス・マルケス(グレシーニ)が1分29秒483と僅かながらバニャイヤを超えてきたことで、2番手となった。なお3番手には0.007秒差でアウグスト・フェルナンデス(GASGAS)が続くなど、バニャイヤとしては全く油断のできない速さをライバルが示していた。

 Q1後半のアタックでも、バニャイヤは他のライダーより先行してコースイン。トラブルによるタイムアタックの失敗を避けようという意図が感じられた。

 バニャイヤはすぐにアタックに入ると1分29秒185と、暫定トップを更新する速さを見せた。アレックス・マルケスがそれを超えるペースを示していたが、この時はセクター4が伸びずバニャイヤがトップタイムを維持した。

 バニャイヤは手を緩めること無く連続アタックに向かうと、今度は1分29秒054をマーク。まだ時間は残っていたが、バニャイヤはQ1通過を確信しているようで、これでバイクを降りた。実際、終盤はトップ2名に迫るライダーが現れず、バニャイヤとアレックス・マルケスがQ1突破を決めた。

 なお日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)はQ1を6番手タイムで敗退となった。

 予選Q2ではコースインする際、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の捨てバイザーがマルティンのマシンに引っかかり、それに気づいたマルティンが捨てるという珍しいシーンも。気が付かなかった場合には走りに影響が出たかもしれないため、良い気付きだったと言えそうだ。

 Q2のアタックが一巡すると、ブラッド・ビンダー(KTM)が1分29秒171で暫定トップタイムに立った。マルティンは0.011秒差で2番手に続いたが、バニャイヤはQ2前半はまだ全開のアタックをしておらず、タイムシート下位に留まっていた。

 そしてQ2後半になりアタックへ向かったバニャイヤは、1分29秒167をマーク。一気に暫定トップタイムを更新した。バニャイヤは連続アタックで1分29秒023まで自己ベストを縮めており、これを他のライダーが超えられるかどうかが注目された。

 残り2分、暫定トップタイム更新ペースを示したのが、マーベリック・ビニャーレスだった。ビニャーレスはこのアタックをまとめ上げると、1分28秒931を記録。暫定トップが入れ替わった。なお同じ頃アタックしていたマルティンは、後ろを走っていたマルク・マルケスと接触しそうになってしまい、タイムを更新できなかった。

 マルティンはQ2最後にもう一度アタックを行なったが、その際バランスを崩してしまう瞬間があり、自己ベストを更新できなかった。

 バレンシアGP予選は最終的に、新レコードを樹立したビニャーレスがポールポジションを獲得。2番手にバニャイヤ、3番手にはヨハン・ザルコが並んだ。マルティンは6番手タイムだった。

 マルティンは逆転のためには21ポイント差を覆す必要があるが、予選ではバニャイヤに先行され、さらに不利な立場になってしまった。

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