4月13日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているレッドブルKTMファクトリー・レーシングは、KTMのテストライダーを務めているダニ・ペドロサを第4戦スペインGPに、ポル・エスパルガロを第7戦イタリアGPにワイルドカード参戦させることを発表した。
ペドロサは、2001年から2018年までロードレース世界選手権に参戦していたライダーだ。この期間はすべてホンダのマシンに乗り、MotoGPクラスでは2006年から2018年の引退までレプソル・ホンダ・チームで過ごし、31勝を含む計112度の表彰台を獲得した。
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そして、現役引退後の2019年からはKTMのテストライダーに就任。ミカ・カリオやジョナス・フォルガー、ポル・エスパルガロとともにKTM RC16の開発を担当している。
ペドロサは引退後においては、過去に3度KTMからのワイルドカード参戦を果たしている。初参戦となったのは、2021年にオーストリアのレッドブル・リンクで開催された第10戦スティリアGPだ。予選は14番手、決勝ではKTM勢トップの位置につけ、10位でポイントをゲットした。
さらに2023年は第4戦スペインGP、第12戦サンマリノGPと2度のワイルドカード参戦をした。第4戦スペインGPでは、初日のP1でトップタイムを叩き出すと、予選では6番手を獲得。スプリントでは6位、決勝では7位とともにシングルフィニッシュで終え、13ポイントを獲得した。
第12戦サンマリノGPでも初日のプラクティスでは3番手でダイレクト予選Q2進出を果たした。そして5番グリッドからトップ集団でバトルを繰り広げ、スプリントと決勝ともに表彰台に迫る4位という功績を残した。過去3度のワイルドカード参戦において、全てポイントを獲得し、現役引退後も現役ライダー達と遜色ない走りを見せてきた。
そして、ポル・エスパルガロは2017年から2023年までMotoGPクラスで戦っていたライダーだ。モンスター・ヤマハ・テック3よりMotoGPクラスに昇格し、2017年から2020年までレッドブルKTMファクトリー・レーシングで戦った。
2021年から2022年まではペドロサ同様にレプソル・ホンダ・チームに在籍し、2023年は古巣のGASGASファクトリー・レーシング・テック3より参戦した。2023年は開幕戦ポルトガルGPでのクラッシュによる負傷で欠場が相次いだが、第9戦イギリスGPで復帰。引退レースとなった最終戦バレンシアGPでは転倒を喫したが、14位で完走を果たした。引退後、2024年よりKTMのテストライダーを務めており、ワイルドカード参戦は初めてのこととなる。
そんなペドロサが、4月26~28日にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催される第4戦スペインGPに、4度目のワイルドカード参戦。そしてポル・エスパルガロが、5月31~6月2日にムジェロ・サーキットで開催される第7戦イタリアGPに初のワイルドカード参戦をする。テストライダーを務める彼らはどのような走りを披露してくれるだろうか。
■ダニ・ペドロサ
「昨年のヘレスはとても楽しかったし、ファンの歓迎も素晴らしかったよ。誰もが知っている通り、ヘレスは特別な場所だよ。僕たちにとって、テストによるいくつかのリファレンスを使用したり、それを再びレース環境に投入することも重要になるだろう。これが2024年に出場する最大の理由だ」
■ポル・エスパルガロ
「またレースができることを本当にうれしく思っているし、特にムジェロはMotoGPマシンに乗るには特別な場所だ。彼らと一緒にグリッドに戻れるのは素晴らしいことだよ。テストはとても上手くいっているし、モチベーションも高いよ。2023年の負傷のあと、僕はより"以前の自分"に近づいているんだ。MotoGP"ファミリー"に戻って、僕たちのテスト作業が強力で速いことを示すことが楽しみだよ」
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みんなのコメント
ホンダからあっさり放出されたのは寂しいけど、RC16のパフォーマンスを底上げした重要なテストライダーですね。KTM、GASGASライダーはみんなダニをリスペクトしていますよね。
去年のようなワクワクした活躍期待しています!