4月13日、2024年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦 スーパーバイクレース in もてぎのJSB1000クラス決勝レース1が行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。2位は水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)、3位は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)が続いた。
土曜日の午後2時25分に始まったレース1。朝から晴れ渡って気温も上がっていたが、昼過ぎから少し雲が出て、風も強くなってきた。
【順位結果】2024全日本ロード第2戦もてぎ JSB1000 レース1
そんなコンディションのなかで、15周に及ぶレース1がスタート。好スタートを切ったのは水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)。真っ先に1コーナーに飛び込むものの、少し膨らんでしまい、その間に野左根航汰(Astemo Honda Dream SI Racing)が首位を奪取する。
オープニングラップは野左根、水野、岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2)、中須賀の順で終了。この4台でトップ集団を形成する。
2周目に入った途端にストレートで水野が野左根を捕らえてトップ浮上。水野は逃げにかかる。それを見た中須賀は岡本、野左根を捕らえると3周目には水野の背後にぴたりとつける。
野左根は徐々に首位集団から脱落。水野、中須賀、岡本の三つ巴の争いが続く。
水野、中須賀、岡本が順位を変えずにテール・トゥ・ノーズのまま周回が進む。
12周目。ついに中須賀がトップに浮上する。中須賀は1分47秒324のファステストラップを更新しながら水野を引き離し始める。
水野は1分47秒355と、中須賀に引けを取らないタイムで追いかける。このハイペースに岡本は離され始める。
最終ラップは中須賀と水野の一騎打ち。中須賀は暴れるマシンを巧みに操り、開幕の第1戦鈴鹿から2連勝を飾った。水野は0.596秒差の2位に終わった。3位には岡本が続いた。
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM):JSB1000 決勝レース1 優勝
「本当は序盤から前に出てペースを作りたかったのですが、ひとりでバタバタしてしまいました。水野選手は事前テストからレースウイークを通して速く、それを追いかける形で全体のレベルが上がっていきました。今回のアベレージタイムで走るのは、もてぎラウンドで初めてとも言えるほどハイレベルでした」
「スタート後に行き場がなくなって慌てましたが、何とかコースにとどまれて、そこからしっかり落ち着いて自分の走りに戻しました。ただ、ST1000の『ダンロップラバー』が残っていて、予選のようなかっちりした走りはできませんでした。その中で何とかタイヤも最後まで持たせることができたし、勝つことができてとてもよかったです」
■水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA):JSB1000 決勝レース1 2位
「金曜日のフリー走行からタイムを詰めることができ、コースレコードも更新できたことはよかったです。レース展開も自分が引っ張って走ることができたし、状況を見ながらレースを進めることができました。タイヤもマネージメントできて、中須賀選手に抜かれた後もタイヤは残っていました」
「でも抜くまでの余裕と言うか、後ろについてはいけても抜くまでの力は残っていなくて、負けてしまいました。ただ、事前テストでもレースウイークでもアベレージタイムがいいという自信はあるので、明日も引き続き熱いバトルをしたいです」
■/岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2):JSB1000 決勝レース1 3位
「事前テストの流れはよくて、自分の中ではいいアベレージタイムだったのですが、レースウイークに入ってから多少のトラブルがあり、うまく流れに乗ることができていませんでした。予選もそうですが、常にいっぱいいっぱいの状況でした」
「レース序盤から中盤は前についていくのが精いっぱいで何もできない状態でした。ただ、ふたりの後ろで走れたことで、明日につながるレースになりました。レース後半はついていくこともできなかったので、これからチームとしっかり話し合って、明日に向けて準備したいです」
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みんなのコメント
中盤から後半にかけてスピードも差がなくなり、タテで追いつかない状態。
鈴鹿もそうでしたがEngPowerにモノ言わせるのも前半だけでした。
厳しい状態。