この記事をまとめると
◾️イーロン・マスク氏は当初、テスラ社の投資家のひとりでしかなかった
「ほらEV減速したじゃん!」と色めき立つクルマ好きはちょっと待て! EVもHVもエンジン車も正しく評価できる視点の重要性
◾️マスク氏の関心はテスラよりもっぱら宇宙開発事業にあった
◾️EVに事業としての可能性を感じてマスク氏はテスラを率いている
テスラとそのCEOであるイーロン・マスクの関係
いまやグローバル企業に成長したテスラ。日本でもEVブームの牽引役として、多くの人が認識するブランドへと成長した。筆者は2000年代前半にテスラが企業として誕生して以来、アメリカを中心としてその成長過程を定点観測してきた。その上で、イーロン・マスク氏とテスラとの関係についても理解しているつもりだ。
一般的には「マスク氏=テスラ=EV」というイメージが当然強い。そのため、マスク氏はEVが大好きで、EV以外のクルマにはあまり興味がないと思う人がいるかもしれない。
アメリカでの各種報道では、マスク氏が過去に所有していたクルマについての記事があるようで、当然ながらさまざまな分野のクルマを乗り継いできた。しかし、そうしたマスク氏のクルマ遍歴が、現在のテスラに直接結びついているかどうかを、はっきり知ることは難しいように感じる。
いずれにしても、テスラの社歴を振り返る限り、そもそもマスク氏はテスラに対する投資家のひとりという立ち位置だった。決算システムの手法のひとつであるペイパルなどのIT関連事業を基盤に、さまざまな分野での投資を始めるわけだが、時系列で見れば宇宙関連事業への関心が優先したといえよう。
その上で、テスラについては、EVの量産化を目指したマーティン・エバーハート氏らの事業に対してマスク氏が一定の理解を示し、テスラがスタートしている。そのため、マスク氏にとってテスラは、自身が描くさまざまな夢の実現に向けた可能性のひとつという位置付けだったように思う。
そうしたテスラだったが、創業初期はベンチャーとしての規模もかなり小さく、自社でまかない切れない技術の研究開発や、量産品の製造については、海外事業者などと連携していた。そうした連携事業者のうち、主要な企業に対して、筆者は直接取材をしており、各社の代表者からテスラ創世記の苦労話を聞いてきた。
それが2000年代後期となり、テスラの初期事業の計画が未達成となり、テスラの経営体制が数回変わる。最終的にはマスク氏が投資家としてだけではなく、経営者としてテスラに直接かかわるようになる。
時期としては、当時の米オバマ政権のグリーンニューディール政策における、米エネルギー省の低金利融資制度があり、これを上手く運用したことで、テスラとして初めての完全自社開発・製造製品となる「モデルS」量産化への道が開かれていった。
その過程で、テスラ関連の記者会見など、マスク氏がテスラの顔として登壇する機会が一気に増えた。
このような経緯をいま振り返ってみると、マスク氏は事業としてのEVに大きな可能性を感じ、実際にテスラの経営をリードしながら、社会におけるEVのあるべき姿を実感していったのだと思う。
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